電力ひっ迫の夏 エアコン掃除に強い「おそうじ本舗」の勝算:灼熱の日本(1/5 ページ)
「おそうじ本舗」フランチャイズチェーン事業を展開するHITOWAライフパートナーの見澤直人社長に、ハウスクリーニング市場や今後の展望を聞いた。
例年よりも早く梅雨があけ、最高気温が40度を超える都市も出ている2022年の夏。電力供給のひっ迫によって、節電という課題に直面している。
エアコンは掃除をしてきれいにすれば冷却効率が上がり、かつ節電にも役立つ。そんな中、「エアコンの奥の奥まできれいに掃除をする」サービス「おそうじ本舗」に注目が集まっている。
「おそうじ本舗」フランチャイズチェーン事業を展開するHITOWAライフパートナー(東京都港区)の見澤直人社長に、ハウスクリーニング市場や今後の展望を聞いた。
市場は拡大 1784億円に成長へ
矢野経済研究所による調査をもとに、HITOWAライフパートナーが推計したハウスクリーニング市場の市場規模を見てみよう。2014年に1453億円だった市場は22年に1732億円にまで拡大。25年には1784億円に成長すると予想している。
現状では、ハウスクリーニングを利用した人の割合は6.6%(矢野経済研究所)と、100人中7人しか利用したことがないという結果だった。ただこれは、裏を返せば伸びしろも大きい市場だということでもある。見澤社長は「利用率が12%、15%となるだけでも市場は3000億〜4000億円になりますから、まだまだ伸ばせると考えています」と話す。
おそうじ本舗のハウスクリーニング分野での売上高は、18年は90億円だった。それが、この4年で倍増し、今後もさらなる成長を見込んでいるという。
業績拡大のポイントとなるのがエアコンのクリーニングで、技術を駆使した「完全分解洗浄」にHITOWAライフパートナーの強みがある。
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