子どもの家庭学習を見ている人、1位は「母親」 「父親は無関心」の声も:200人に聞いた
小学生の保護者向け教育メディア「おうち教材の森」が、子どもの家庭学習を見ている人に関する調査を実施した。
仕事に役立つ調査データ:
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子どもの家庭学習を見ている人は誰か尋ねたところ、最多の回答は「母親」(109人)――そんな結果が、ARINA(仙台市)が運営する小学生の保護者向け教育メディア「おうち教材の森」の実施した調査で分かった。調査対象者は中学生以下の子どもがいる保護者。
2位は「本人に任せている」(56人)、3位は「父親」(19人)という結果に。
1位の「母親」と回答した人からは、「いつも母親が子どもの宿題を見ている。父親は無関心だから」「母親がずっと家にいるので、自然と母親が見ている」「平日の放課後に(家に)いるのが母親だから」といった声が聞かれた。
2位の「本人に任せている」に関しては、「基本的には本人任せだが、分からないことがある時はすぐ近くの人に聞くよう伝えてある」「一人で学習したいようなので」「自主性を尊重したいから」「親が勉強した内容を忘れてしまっているから」などのコメントが寄せられた。
「父親」が勉強を見る理由としては、「母親の自分がイライラしながら子どもの勉強を見るより、冷静な夫の方が淡々と見てくれるので」「夫が教育熱心なため。母親(自分)が宿題に口を出すと感情的になるので夫に任せている」「私(父親)の仕事が自営業で、暇な時間が結構あるので見ている」などが挙げられた。
同社は調査結果について「子どもの家庭学習は学校が終わった放課後に行うことが多く、その時間帯に在宅している家族は限られている。回答では、『平日夕方に在宅なのは母親だけ』との意見が複数あった。また、最も長い時間を過ごしている母親の言うことには素直に従う子どもが多いようだ」とコメントした。
今回の調査は3月2日、中学生以下の子どもがいる保護者を対象に、インターネット上で実施した。調査人数は200人。
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