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3年目を迎えた、具なし中華まん「すまん」 井村屋にとってちょっと意外だった“食べ方”とは:SNSがきっかけで開発(1/4 ページ)
井村屋が2020年に具なし中華まん「すまん」を発売した。売り上げはじわじわと伸びてきて、3年目に突入した。今年は、小売店での販売にもチャレンジする。
井村屋が2020年に発売した、具なし中華まん「すまん」の売り上げがじわじわと増えている。EC限定の第1弾は約2カ月で完売。第2弾を21年に販売したところ、出荷量は約4倍に増えて第1弾同様に完売となった。
そして、第3弾は同社公式Webショップで22年7月から販売するだけではなく、同年12月以降には小売店での展開も予定しているという。
具がない中華まんはどういった経緯で開発され、消費者のどういったニーズを満たしているのか。同社の担当者に話を聞いた。
すまんは、井村屋Webショップで68グラム6個入りを648円(送料別)で販売している。名前は、「素(す)の中華まん」「肉まん・あんまんの井村屋がつくるのに具が入ってなくてすまん!」という2つの意味が掛け合わされている。
この商品は、井村屋の公式Twitterに寄せられた消費者の声がきっかけとなり開発が始まった。SNSチームの担当者は、「最初に『肉まんの生地だけが食べたい』というTweetがあったのは14年です。その後も、同じような声をSNSで度々見かけていました」と説明する。ギョーザの場合、スーパーで皮だけが販売されており、自宅で消費者は好きな具を包んで楽しんでいる。そうしたことから、具なしの中華まんにも商機があるのではないかと考えたという。
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