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円安、6割超が「マイナス影響」 特に影響が大きい業種は?帝国データバンク調査(2/2 ページ)

帝国データバンクは円安による企業業績への影響についてアンケート調査を実施し、全国1万1503社から回答を得た。円安が業績に「マイナス」と考える企業は6割超に及び、特にアパレルや飲食料品関連でマイナス影響が目立った。

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円安が「プラス」となる企業の理由は?

 円安が業績に「プラス」になると答えた企業に理由を尋ねたところ、「海外での販売価格が下がり売り上げが増えた」が26.3%とトップとなった。以下、「海外事業の円ベース利益が増えた」(22.7%)、「取引先の業績が改善した」(20.5%)、「輸出競争力が高まり輸出が増えた」(20.3%)が続いた。


円安でプラスの影響があるのは大企業が中心となっている

 一方で、プラスの影響は企業規模による差が大きく、特に「海外事業の円ベース利益が増えた」と「海外での販売価格が下がり売り上げが増えた」は顕著に表れていた。「海外事業の円ベース利益が増えた」は「大企業」(44.6%)は「中小企業」(18.2%)の2.5倍も高い。また「海外での販売価格が下がり売り上げが増えた」は、「大企業」(32.6%)が「中小企業」(25.0%)を7.6ポイント、「小規模企業」(18.1%)を14.5ポイント上回った。

 調査は7月15〜31日、全国2万5723社にインターネットでアンケートを実施し、1万1503社から回答を得た(回答率44.7%)。

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