マイナンバーカード 主婦の6割が所持
主婦や主夫を対象とした調査機関「しゅふJOB総研」を運営するビースタイルホールディングス(東京都新宿区)は、「マイナンバーカード」をテーマにアンケート調査を実施した。その結果、61.0%がマイナンバーカードを持っており、年代が低いほど所持率が高い傾向であることが分かった。
主婦や主夫を対象とした調査機関「しゅふJOB総研」を運営するビースタイルホールディングス(東京都新宿区)は、「マイナンバーカード」をテーマにアンケート調査を実施した。その結果、61.0%がマイナンバーカードを持っており、年代が低いほど所持率が高い傾向であることが分かった。
年代別に見ると、マイナンバーカードを「持っている」と回答した人が最も多かったのは、「30代以下」であり74.2%、次いで「40代」(63.6%)、「50代」(58.9%)となった。
また、2021年10月からマイナンバーカードの健康保険証利用の本格運用がスタートしていることについて、「知っていた」と回答したのは86.2%。そのうち、マイナンバーカードを健康保険証として「利用している」「利用したい」と回答したのはわずか26.8%にとどまる結果となった。
マイナンバーカードの活用範囲として、広げてほしいものを尋ねてみると、「ない」と回答した人が最も多く45.8%となった。「自動車などの運転免許証として利用」が29.5%、「資格の証明書として利用」が23.7%となった。
フリーコメントでは「いろんなものと連携するのは便利だと思うが、紛失した時の不安や痛手が大きいと思う」「政府に情報を全部把握されるのは嫌」「健康保険証として使える医療機関が少なすぎる」などの意見が寄せられた。
調査は、スタイルスマートキャリアと求人サイト「しゅふJOB」の登録者528人を対象にインターネット上で実施した。調査期間は2022年5月11〜18日。
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