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閉塞する50代会社員……7割超が「毎日がつまらない」 理由は?:働く環境の変化が影響?(3/3 ページ)
50代の会社員男女の7割超が「毎日が何となくつまらない」と感じている――。そんな結果が、電力小売り事業などを手掛けるUPDATER(東京都世田谷区)の調査で分かった。
6〜7割が本心を隠して明るく振舞っている
「毎日がなんとなくつまらない」「なんとなく不安」と感じると回答した人に、その感情を周囲の人や家族に悟られないようにしているか尋ねた。「かなりそう」と答えた割合は男性14.6%、女性13.2%で、「ややそう」は男性50.7%、女性60.5%となり、男女とも6〜7割が悟られないように明るく振舞っていることが分かった。
UPDATERは「新型コロナウイルスの感染拡大で働き方は大きく変化し、テレワークや多拠点居住が急速に進んだ。キャリアを積み重ねてきた50歳にとって、社会環境の急速な変化は不安を感じずにはいられず、今後のキャリアが不透明だと実感しているようだ」と指摘。「50歳以上が生きていく希望を見いだす社会を作りだすことは、人生100年時代と言われる現代においての重要課題と言えるのではないか」とコメントしている。
今回の調査は、50代の会社員男女を対象にインターネットで行った。期間は8月9〜10日、有効回答数は212人(男女各106人)。
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