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学生の預貯金と収入が増えている、なぜ?:1000人に聞いた(1/2 ページ)
高校生や大学生は、どのくらいの収入を手にしているのだろうか。ひと月当たりの収入額を聞いた。
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
高校生や大学生は、どのくらいの収入を手にしているのだろうか。ひと月当たりの収入額を聞いたところ、高校生は平均1万1813円、大学生(専門学生を含む)は同4万3883円であることが、SMBCコンシューマーファイナンスの調査で分かった。
前回(昨年)の調査結果と比べると、高校生は1160円の増加(1万653円→1万1813円)、大学生は8495円の増加(3万5388円→4万3883円)と、大学生は24.0%の増加に。この結果について、SMBCコンシューマーファイナンスは「社会経済活動が徐々に活発化していることが、10代の収入額増加の背景になっているのではないか」としている。
預貯金の状況
預貯金をしている学生は、どのくらいいるのだろうか。「預貯金をしている」と答えたのは59.9%、「していないが、したいと思う」は34.7%、「していないし、したいと思わない」は5.4%。預貯金をしている人の割合をみると、高校生は57.3%、大学生は63.8%と、どちらも半数を超えた。
前回の結果と比べて、高校生は10.0ポイントの上昇(47.3%→57.3%)、大学生は1.8ポイントの上昇(62.0%→63.8%)と、高校生での上昇幅が大きかった。「コロナ禍での社会や経済の先行き不透明感が、将来への備えに対する高校生の意識に大きな影響を及ぼしているのかもしれない」(同社)
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