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“ラーメンの鬼”佐野実の「支那そばや」がプロデュース 「らぁ麺 恋泥棒」、中目黒高架下に開店(2/2 ページ)

東京・中目黒の高架下にラーメン店「らぁ麺 恋泥棒」が、9月1日にオープンする。「ラーメンの鬼」の異名を持つ佐野実さんが創業した「支那そばや」を運営するサノフード(横浜市)がプロデュースと監修を務めた。

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佐野しおり社長「佐野実と追求してきた」

 松風堂は「磯べゑ」(御徒町)や「寿司の磯松」(品川)、「魚河岸 次郎松」(銀座)と3店舗の飲食店を経営している。以前経営していた「寿司の磯松 中目黒店」がコロナ禍で休業しがちになったり、人出が不足になったりした経緯から、この物件を閉めることにして恋泥棒の開店に至ったという。

 松澤喜久社長に開店の経緯と狙いを聞いた。

 「もともとこの物件を持っていたため、中目黒に恋泥棒を開店をすることにしました。ラーメンはずっと好きでしたが、とても難しい商売だと感じていました。知人の紹介でサノフードの佐野しおり社長に会うことがあり、支那そばやさんのラーメンを食べて衝撃を受けました。支那そばやさんのラーメンを自分が食べたときのように、お客さんのハートを奪いたいという意図から『恋泥棒』という店名にしました」


松風堂の松澤喜久社長

 ラーメンに加えてチャーシューごはん(500円)や鮭ぶしおかかめし(400円)も提供する。「中目黒の客層を考えると少し飲めた方がいい」(松澤社長)との狙いから生ビールやレモンサワー、ハイボールも提供する。


チャーシューごはん(500円)

鮭ぶしおかかめし(400円、撮影:武田信晃)

 佐野実さんが亡くなったあと、サノフードの社長を務めている佐野しおりさんは「ある程度のレベルに達したラーメンの味にするまでには、非常に細かく調整しないといけないことが多くあります。その微妙な加減を佐野実と共に追求し、学んできました。その経験を生かし、松風堂さんのスタッフの方の思いを取り入れながら、一体となって店を盛り上げていきたい」と話している。


プロデュースを務めたサノフードの佐野しおり社長

こちらは「支那そばや」の醤油(真俯瞰、プレスリリースより)

特注のラーメン鉢

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