“食べ過ぎてしまう”遺伝子が多い都道府県 2位「香川県」、1位は?:西日本エリアが上位に(1/2 ページ)
ユーグレナは、「食べ過ぎてしまう傾向が高めの遺伝子タイプが多い出生地(都道府県)ランキング」を発表した。1位の県は?
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
ユーグレナ(東京都港区)は、「食べ過ぎてしまう傾向が高めの遺伝子タイプが多い出生地(都道府県)ランキング」を発表。その結果、ランキングの1位は「山梨県」、2位は「香川県」、3位は「富山県」だった。
食べ過ぎてしまう傾向が高めの遺伝子タイプが多い都道府県ランキング
ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスは、個人の健康リスクや体質、祖先について300項目以上の遺伝子型を解析し、かかりやすい病気や体質の遺伝的傾向について結果を提供するサービス。今回の調査は2万1371人のゲノムデータを用い、遺伝子解析項目「食事に対する自制力(SNP:rs1726866)」について解析した。
「食事に対する自制力」は食べ過ぎてしまう傾向が高いかどうかに関する項目で、「食べ過ぎの傾向が高めのタイプ(遺伝子型:TT)」「食べ過ぎの傾向が一般的なタイプ(遺伝子型:CT)」「食べ過ぎの傾向が低めのタイプ(遺伝子型:CC)」の3つのタイプがある。必要以上に食べてしまう食事習慣は肥満への影響もあり、その食事習慣には遺伝的な要因が関わっていることが報告されているという。
上記の解析結果より、食べ過ぎの傾向が高めの遺伝子タイプの人の割合が高い都道府県は、1位「山梨県」(24.26%)、2位「香川県」(23.91%)、3位「富山県」(23.76%)、4位「長崎県」(23.14%)、5位「広島県」(22.95%)となり、トップ10に日本海側の7県がランクイン。全ランキングで見ると、西日本エリアが上位に多いことが分かった。
関連記事
- ちょっと前までブームだったのに、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか
どうやら「高級食パン」のブームが終わるようだ。最近、さまざまなメディアがこのように報じているわけだが、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか。その背景には、2つの理由があって……。 - なぜ山善の「焼肉グリル」は25万台も売れたのか 開発のヒントが面白い
山善の「焼肉グリルシリーズ」が売れている。第1弾が登場したのは、2020年7月のこと。その後、第2弾、第3弾を投入し、22年7月現在で累計25万台を突破した。なぜホットプレートがこれほどウケているのだろうか。人気の秘密を取材したところ……。 - ウェンディーズは「いま」どうなっているのか わずか1店舗からの“ウルトラC”
都市部を中心に「ウェンディーズ」の店を見かけるようになった。バブル時、100店を超えるほどの勢いがあったチェーン店はいまどうなっているのだろうか。同社の会長と社長を取材したところ……。 - キユーピーの「ゆでたまご」が、なぜ“倍々ゲーム”のように売れているのか
キユーピーが販売している「そのままパクっと食べられる ゆでたまご」が売れている。食べことも、見たことも、聞いたこともない人が多いかもしれないが、データを見る限り、消費者から人気を集めているのだ。なぜ売れているのかというと……。 - 「世界一勤勉」なのに、なぜ日本人の給与は低いのか
OECDの調査によると、日本人の平均年収は韓国人よりも低いという。なぜ日本人の給与は低いのか。筆者の窪田氏は「勤勉さと真面目さ」に原因があるのではないかとみている。どういう意味かというと……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.