から揚げをよく食べる都道府県 3位「東京」、2位「福島」、1位は? ニチレイ調査:全国1万4000人にアンケート(2/2 ページ)
食品メーカーのニチレイフーズは、全国1万4000人を対象に「全国から揚げ調査2022」を実施した。から揚げを1カ月間に食べる1人当たり平均個数が最も多かったのは、山形県で64.0個。2位の福島県(51.0個)に10個以上の差をつけた。コロナ禍の巣ごもり需要で、から揚げの消費量は急伸しており、今後も同様の傾向が続くとみられる。
好きなおかずランキング 2位「焼肉」上回ったのは?
ニチレイフーズは、好きなおかずについても調査した。全29品のから好きなものを選択(複数選択可)してもらったところ、全体の69.5%が「から揚げ」を選択。3年連続で好きなおかずランキング1位となった。2位は「焼肉」(68.5%)、3位は「餃子」(68.0%)がランクインした。
年代別でみると、これまでの調査と同様に回答者(20〜70代の男女)いずれの層でも「から揚げ」を選択している人が多く、幅広い年代が好んでいる様子がうかがえる。
巣ごもり需要の急伸は一服感も高止まり
全国のから揚げ消費個数を推計で算出したところ、22年の年間消費量は約370億個以上となる見込みであることが分かった。コロナ禍前の19年と比較すると、年間総消費量の推計は約150%となる。巣ごもり消費によるから揚げの年間総消費量の急伸は一服した感はあるが、高止まりは継続している様子がうかがえる。
1カ月以内のから揚げ喫食率をルート別でみると、「惣菜」が43.5%と最も多く、次いで「手作り」(40.2%)、「冷凍食品」(27.7%)、「コンビニ」(21.4%)、「外食」(18.0%)、「鶏のから揚げ専門店」(17.8%)――となった。簡単に調理ができる「冷凍食品」や、コロナ禍で利用者の増えた「惣菜」「鶏のから揚げ専門店」が健闘した。
調査は全国の20〜79歳の男女1万4100人を対象に、8月19〜29日にインターネットで行った。
関連記事
- 「公務員がコンビニでソフトクリーム」――区役所に届いた理不尽なクレーム 職員の訴えに反響
「職員がコンビニの前でソフトクリームを食べています」――。先日、東京都内のある区役所に届いたという1本のクレーム電話。このクレームがあった事実をSNSで明かし「昼休みだから問題ない」と発信した区役所職員の投稿が、大きな反響を呼んでいる。公職に就く人々にことさら厳しい視線を向け、役所に“通報”する――。「公務員であればどんな要求を突きつけてもいい」といった、ゆがんだ考えを持つ人が一部にいる実態が浮かぶ。 - 亀田の社員も解けない? 「ぽたぽた焼」難しすぎるクイズに反響 包装にもこだわる理由
「心のやさしい人が、コンビニでよく買うものな〜んだ?」――。先日、亀田製菓の「ぽたぽた焼」の個包装に載せられたなぞなぞがSNSで「難しすぎる」と話題になった。個包装に載せるなぞなぞや豆知識は、どうやって作っているのだろうか。 - 「イケアのサメ」に「ニトリのネコ」家具大手ぬいぐるみ なぜ人気?
「イケアのサメ」に「ニトリのネコ」――。大手家具メーカーの”看板商品”とも言えるぬいぐるみの人気のわけを探る。 - 技術の限界? 川崎の「世界一短い」エスカレーターはなぜ生まれたのか
川崎市のJR川崎駅地下街に、「世界一短い」とギネス認定されたエスカレーターが存在する。高さ83.4センチ、段差はわずか5段。愛称は「プチカレーター」。これを目当てに訪れる海外の観光客もいるなど、ちょっとした名所になっているという。なぜ、これほど短いエスカレーターを造ったのか。いかにして、名所に進化させたのだろうか。 - 映画上映中の「スマホ操作」やめて マナー違反を「実演」イオンシネマの投稿に反響
映画上映中のスマートフォン操作を控えるよう呼び掛けるイオンシネマのTwitter投稿が反響を呼んでいる。社員が閉館後の館内で実験し、暗闇の中でスマホ画面から強烈な光を発する様子を写した画像も公開した。映画館ならではの「鑑賞価値」をいかに高めるかという課題意識が背景にあるという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.