「黒い山手線」が登場 イカゲームなどNetflix人気作のラッピング列車を運行:鉄道開業150年記念
JR東日本は、米動画配信大手のネットフリックスと共同し、鉄道開業150年を記念した特別仕様のラッピング列車の運行を10月1日から期間限定で始めたと発表した。鉄道開業時の1号機関車をイメージした「黒い山手線」で、車両の内外にネットフリックスの人気作品の世界観をデコレートしている。
JR東日本は、米動画配信大手のネットフリックスと共同し、鉄道開業150年を記念した特別仕様のラッピング列車の運行を10月1日から期間限定で始めたと発表した。鉄道開業時の1号機関車をイメージした「黒い山手線」で、車両の内外にネットフリックスの人気作品の世界観をデコレートしている。
「黒い山手線」はADトレイン(広告貸切電車)として運行し、11両編成のラッピング車体各部にはネットフリックスのロゴデザインを施し、黒と赤のカラーリングで1号機関車の雰囲気を醸成している。
各車両には、世界的にヒットした韓国ドラマ「イカゲーム」をはじめ、「愛の不時着」「今際の国のアリス」「ストレンジャー・シングス 未知の世界」など、人気作品にちなんだ意匠を施し、作品世界に入り込んだような乗車体験を提供する。ヘッドマークと車体の各部には、鉄道開業150年の記念ロゴもあしらっている。
1号機関車(150形蒸気機関車)は1871(明治4)年に製造。新橋〜横浜間の鉄道開業時に、イギリスから輸入された蒸気機関車のうちの1両。国鉄で使用した後、島原鉄道を経て、1936(昭和11)年から鉄道博物館(初代)で展示された。97年に鉄道車両として初めて国の重要文化財に指定され、現在はさいたま市の鉄道博物館に展示している。
ネットフリックスとのコラボレーションについて、JR東は「両者は鉄道とエンターテインメントそれぞれの領域でお客さまに新しい景色を見せ続け、常にサービスに革新をもたらしてきました。ぜひ、この機会に鉄道とエンターテインメントを融合した特別な列車をお楽しみください」とコメントしている。
特別仕様列車の運行は12月31日まで。車両整備などで運行しない日もある。
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