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花王、SNS投稿を謝罪 「カミングアウトを誤解している」と批判集まる
大手日用品メーカーの花王は10月12日、同社のTwitter投稿に関し、「『国際カミングアウトデー』を正しく理解せず、思慮に欠けた投稿をしたことについて、深くお詫び申し上げます」との謝罪文を投稿した。
大手日用品メーカーの花王は10月12日、同社のTwitter投稿に関し、「『国際カミングアウトデー』を正しく理解せず、思慮に欠けた投稿をしたことについて、深くお詫び申し上げます」との謝罪文を投稿した。
同社は10月11日、花王メリット公式Twitterアカウントで、同社のシャンプー製品「メリット」に関し、「実は…#ノンシリコーン シャンプーなんですよ。」「#国際カミングアウトデーということで、みなさんが知らなそうなことをカミングアウトしてみました。。。」と投稿した。
国際カミングアウトデーは、LGBTQなどセクシャルマイノリティであることを表明しようとする人を祝い、支援することを目的に、1988年10月11日に米国で制定された。LGBTQの認識向上を目指した国際的な記念日として、近年、日本でも知られるようになってきている。
同社のツイートに対し、「言葉の重みを奪わないでほしい」「社会影響力がある大企業が洒落(しゃれ)で使っていい言葉ではない」「軽々しくマーケティングのツールに使わないで」「何人もの人を傷つけていることを理解してほしい」――などといった批判が多数寄せられていた。
同社は投稿で、「昨晩より多くのご意見をいただいており、それらを真摯に受け止め、社内の教育啓発を一層強化し、再発防止に取り組んでまいります。大変申し訳ございませんでした」と記している。
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