北海道の魅力、「酒のおいしさ」について在住者・非在住者間でギャップ?
リサーチ事業を手掛けるネオマーケティング(東京都渋谷区)は北海道在住者・非在住者を対象に「北海道の魅力」について調査した。それぞれが思い描く北海道の魅力とは?
リサーチ事業を手掛けるネオマーケティング(東京都渋谷区)は北海道在住者・非在住者を対象に「北海道の魅力」について調査した。「旅行に行きたい都道府県」としても常に上位にランクインする北海道。しかし、実際に北海道に住んでいる人たちと、旅行に行きたいと思っている人たちの間には、ところどころギャップがあることが判明した。
北海道と聞いて思い浮かぶイメージの上位は「食事がおいしい」「海・山・川など自然の豊かさ」「地元産の食材が豊富」の3項目。これは北海道在住者・非在住者に共通していた。4位も同じく「温泉やレジャー施設・公園などがある」となったが、北海道在住者の52.5%が同項目を選んだのに対し、非在住者では36.8%にとどまった。
ネオマーケティングでは「旅行先として北海道のプロモーションを強化するのであれば、若年層へのプロモーションを優先的に行うのが有効。『遊べる』『体を動かせる』といったアクティビティー要素を強調すると効果がありそうだ」としている。
北海道に対して魅力に感じている点についても、上位の項目は「思い浮かぶイメージ」と同様の結果に。ネオマーケティングは調査結果の興味深い点として、「北海道在住者の19.8%が『お酒がおいしい』を挙げたのに対し、非在住者では8.5%程度だった。食のイメージが強い北海道だが、地酒の魅力は道外に伝わっていないことが分かる」とコメントした。
北海道非在住者を対象に「今後、北海道を訪れてみたいか」を尋ねたところ、「そう思う」のみで約60%、「ややそう思う」を含めると80%を超える結果となった。特に50代は「そう思う」「ややそう思う」を合わせると90%と、最も訪問意向が強い。一方、18〜24歳は「そう思わない」の割合が9%と最も高かった。
調査はネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWebアンケート方式で実施した。調査期間は10月11〜12日。調査対象はアイリサーチ登録モニターのうち、18歳以上の男女1200人(うち居住年数5年以上の北海道在住者600人、北海道以外の居住者600人)。
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