仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
ハンバーグに支払う金額が多い地域はどこか――。総務省の家計調査をもとに、2021年における全国の県庁所在地・政令指定市ごとの支出額を分析すると、最も多かったのは那覇市で2398円だった。2位はさいたま市(2267円)、3位は福島市(2209円)だった。
同調査は、2人以上の世帯がハンバーグに支出した金額を算出。全国平均は1594円。4位以降には浜松市、仙台市、和歌山市、宇都宮市などが続く。
戦後、米軍統治を経験し、食文化の面でもアメリカの影響を強く受けた沖縄県。今も米軍基地の周辺には、多数のステーキ店やハンバーガー店が軒を連ねている。
那覇市のコンサルタント会社、ブルームーンパートナーズがNTTタウンページなどのデータから算出した人口10万人あたりのステーキハウス店舗数をみると、沖縄県は10.78店で全国1位。全国平均(3.20店)の3倍を上回る数となっている。2位は「栃木県」(5.91店)、3位は「佐賀県」(5.00店)、4位は兵庫県(4.96店)と続く。
沖縄県にステーキハウスの店舗が多い原因について、同社は「戦後、米兵向けの飲食店から一般市民まで肉食文化が広く浸透したこと、本土と比べて輸入牛肉に対する関税が安かったことなどが、店舗数が多く存在する要因として考えられる」と指摘している。
関連記事
- 「そば・うどん」外食の支出額ランキング 宇都宮、名古屋を抑えた1位は?
外食でそば・うどんに支払う金額が多い地域はどこか――。総務省の家計調査をもとに、2022年上半期(1〜6月)における全国の県庁所在地・政令指定市ごとの支出額を分析すると、最も多かったのは高松市で6563円だった。2位は名古屋市(4219円)、3位は宇都宮市(3933円)だった。 - きょうは「かまぼこの日」 支出額が多い街 3位「富山」、2位「長崎」、1位は?
11月15日は「かまぼこの日」。総務省家計調査より、2021年のかまぼこ支出額が多い地域をランキング化。世帯あたりの支出額が最も多かったのは、仙台市で8128円だった。 - 亀田の社員も解けない? 「ぽたぽた焼」難しすぎるクイズに反響 包装にもこだわる理由
「心のやさしい人が、コンビニでよく買うものな〜んだ?」――。先日、亀田製菓の「ぽたぽた焼」の個包装に載せられたなぞなぞがSNSで「難しすぎる」と話題になった。個包装に載せるなぞなぞや豆知識は、どうやって作っているのだろうか。 - 「イケアのサメ」に「ニトリのネコ」家具大手ぬいぐるみ なぜ人気?
「イケアのサメ」に「ニトリのネコ」――。大手家具メーカーの”看板商品”とも言えるぬいぐるみの人気のわけを探る。 - 刺身に電気を流して「アニサキス」撲滅 苦節30年、社長の執念が実った開発秘話
魚介類にひそむ寄生虫「アニサキス」による食中毒被害が増えている。この食中毒を防ぐため、創業以来30年以上に渡り、アニサキスと戦い続けてきた水産加工会社がある。昨年6月、切り身に電気を瞬間的に流してアニサキスを殺虫する画期的な装置を開発した。開発秘話を社長に聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.