学生に聞いた就職活動の志望業界 3位は「商社」、2位は「IT・ソフトウェア・通信」、1位は?:起業志向が高い学生が多い大学は?
ペンマークは、大学生向け履修管理SNS「Penmark」を利用している現役学生に、「新型コロナウイルスの影響による、Z世代の学生生活の変化についての実態調査」を実施した。就職活動の志望業界1位は?
大学生向け履修管理SNSを開発・提供するペンマーク(東京都目黒区)は、大学生向け履修管理SNS「Penmark」を利用している現役学生を対象に、「新型コロナウイルスの影響による、Z世代の学生生活の変化についての実態調査」を実施した。就職活動の志望業界を聞いたところ、1位は「メーカー」(23.9%)だった。
2位は「IT・ソフトウェア・通信」(17.2%)、3位は「商社」(15.3%)、4位は「サービス・インフラ」(13.8%)、5位は「自分で起業したい」(12.4%)だった。
「自分で起業したい」を選ぶ学生は、約8人に1人の結果となった。起業志望の学生の割合が高い大学1位は「日本大学」(2.50%)、2位は「慶應義塾大学」(1.61%)、3位は「近畿大学」(1.55%)であった。2位の「慶應義塾大学」では、「インキュベーション支援」や「ベンチャー創出支援」など、大学が学生の起業を支援する制度が複数あり、経済産業省の21年度の調査でも、大学発の起業の増加数は慶應義塾大学が最多という結果が出ているという。
現在の就職活動の状況は?
現在の就職活動の状況を尋ねた。最も多かったのは「就職活動を終了した」(17.9%)、次いで「まだ就職活動を始めていないが、インターンには興味がある」(14.7%)、「まだ就職活動を始めていないが、インターンには参加している」(9.1%)だった。
「インターンシップに参加もしくは興味がある」と答えた学生のうち、1年生は21.0%、2年生は26.3%と、1・2年生の約4人に1人が「インターンシップに参加もしくは興味がある」と回答。また1・2年生の1.78%が「就職活動を続ける(既に内定はもらっている)」と回答しており、本格的に就職活動が開始する大学3年生より前から就職を意識して学生生活を送っている傾向が見られた。
2022年6月に経済産業省、文部科学省及び厚生労働省は「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」を改正。現大学2年生から、一定の要件を満たしたインターンシップについて、取得した学生情報を広報活動・採用選考活動に活用することが可能となった。同社は、「今後さらに採用に直結するインターンシップの早期参加が予想される」とコメントした。
今回の調査は、大学生向け履修管理SNS「Penmark」を利用している現役学生を対象に、インターネットで実施した。期間は9月22〜30日、有効回答数は22万9617人(文系大学生13万5933人、理系大学生8万7943人他・計19万737人、大学院生1万563人、専修学校生1万2737人他、大学校・短期大学等や文系理系以外の学部を含む)。
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