中国人が「日本で買いたい物」に変化 コロナ前1位の「化粧品」を上回ったのは?(1/2 ページ)
ENJOY JAPANは、海外旅行を希望する中国在住の中国人にアンケート調査を実施した。コロナ前と比較して日本で購入したいものや情報収集に使用するSNSなどに変化が表れていることが分かった。
中国向け訪日インバウンドマーケティング・プロモーションを支援するENJOY JAPAN(東京都新宿区)は、海外旅行を希望する中国在住の中国人を対象にアンケート調査を実施した。その結果、旅行先として日本は変わらず人気だが、コロナ前と比較すると、購入したい商品では「アパレル(衣類)」が「化粧品」を上回りトップを獲得するなど変化が表れていることが読み取れた。
日本では2019年の訪日旅行消費の約4割にあたる1兆7700億円が中国人旅行客の消費額で、日本の訪日旅行消費には中国市場が重要な役割を占めている。中国国内の市民の間では早く海外旅行に行きたいという声も高まっていることから、中国人の訪日旅行解禁に備え、中国人の意識調査や情報収集方法、購入商品などについてコロナ前とどのように変化したのか調査を実施した。
「海外旅行が解禁となった場合、どの国に旅行したいか」という問いに、最も多かったのは「欧州(ヨーロッパ)」(73.73%)だった。2位は「日本」(66.37%)で、3位に「米国(アメリカ)」(52.36%)、4位に「タイ」(49.04%)と続いた。1位の欧州はフランス、英国、イタリア、スペインなどを含めた合計のため、国別で見ると「日本」が最も高く、根強い人気があることが分かった。
「日本への旅行の目的」では、「観光レジャー体験」(96.83%)が最も多かった。次いで「買い物」(84.43%)、「食事」(81%)と続いた。95%以上の人が「観光レジャー体験」を選択しているものの、8割以上の人が買い物も選択しており、コロナ前と変わらず「買い物」を旅行目的としている人は多い結果となった。
「買い物」を選択した人に「日本で購入したい商品」について問うと、「アパレル」(89.06%)が最も多いことが分かった。次に「一般食品」(66.88%)、「化粧品」(51.88%)と続いた。19年の年次報告書(観光庁)では訪日外国人の81.9%が「化粧品」を選択しており、「アパレル(衣類)」は38.5%とそこまで高いカテゴリーではなかったことから、購入したい物に変化が出ていることが読み取れる。
関連記事
- 最も好きなカフェ 「コメダ珈琲店」「マクドナルド」を抑えて1位になったのは?
カフェチェーンブランド調査が行われた。最も好きなカフェは3位は「コメダ珈琲店」、2位は「マクドナルド」だった。知名度も店舗数も多い両店を抑えて1位になったのは? - 「泣ける漫画ランキング」発表 3位『SLAM DUNK』、2位『鬼滅の刃』、1位は?
WonderSpaceは泣ける漫画ランキングを発表した。3位『SLAM DUNK』、2位『鬼滅の刃』だった。1位は? - 「行ってみたいスーパー銭湯」ランキング 2位は「京都 竹の郷温泉 万葉の湯」、1位は?
旅行情報誌「じゃらん」は「スーパー銭湯」に関する調査を実施した。「一度行ってみたい」と思う最新スーパー銭湯3位は「神馬の湯」、2位は「京都 竹の郷温泉 万葉の湯」だった。 - カルディ、5種類の福袋を発表 「食品福袋」や「コーヒー福袋豪華セット」など
カルディコーヒーファームは5種類の福袋を販売する。バラエティーに富んだ福袋でさまざまなニーズに対応する。 - タリーズ、2023年の福袋を発表 ドリンクチケットやコーヒーメーカーなど
タリーズコーヒージャパンは11月9日からタリーズコーヒーの福袋「2023 HAPPY BAG」の予約受付を開始する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.