モスバーガーの運営会社、新型「チーズバーガー専門店」をオープン 超一等地にも出店できるスタイル採用:コロナ禍や物価高に対応
モスバーガーを展開するモスフードサービスは、チーズバーガー専門店をオープンする。コロナ禍と物価高でも勝負できる業態として開発した。
モスバーガーを展開するモスフードサービスは11月29日、チーズバーガー専門店「mosh Grab'n Go」(モッシュグラブアンドゴー)を東京都港区南麻布にオープンする。
キャッシュレスのセルフレジを採用しているのが特徴で、同社としてチーズバーガー専門店を手掛けるのは初めてだという。
新業態を開発した背景にあるのは、コロナ禍や世界的な物価高だ。同社はこれまで、外部環境の変化に対応するため、テークアウト専門店をオープンしたり、キッチンカーを導入したりしてきた。今回の新業態は、従来のモスバーガーでは出店困難だった超一等地にある狭小物件でもオープン可能。同社は「超一等地にふさわしい店格の業態として確立を目指す」としている。
「mosh Grab'n Go」は、コンサート会場における観客の“小躍り”を表現する「mosh」に、「Grab(つかむ)」「Go(行く)」を組み合わせた名称だ。チーズバーガーを食べて小躍りしたくなるようなおいしさを感じてほしいという願いを込めている。
同店舗で提供するメイン商品は、「#Burger01〈2種のチーズ〉」(600円)、「#Burger02 〈ふわとろチーズ〉」 (800円)、「#Burger03〈クワトロチーズ〉」(900円)の3種類(これらのバーガーには、パティが1枚になるバージョンもある)。
その他、「グリーンスムージー」(550円)や「チーズケーキスムージー」(600円)も用意した。
チーズバーガー専門店ならではのサイドメニューとしては、「ポテト」(250 円)を提供する。従来のフライではなく、オーブンで焼き上げるのが特徴。
コロナ禍や物価高という時代の流れに対応した新業態店は顧客に支持されるか。
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