2022年の「年間ベストセラー」ランキング 前年1位『人は話し方が9割』をおさえた1位は?:身近なテーマの書籍が健闘(2/2 ページ)
日本出版販売が、2022年の「年間ベストセラー」を発表。総合、ビジネス書、新書、コミックなどの分野でそれぞれのランキングが明らかになった。前年総合1位だった『人は話し方が9割』は、今回2位。果たして1位は?
実用は料理本のほか、地球の歩き方シリーズがランクイン
単行本実用では、人気料理研究家のリュウジによる『リュウジ式至高のレシピ』が1位を獲得。2位は『今日のごはん、これに決まり!Mizukiのレシピノート決定版!500品』、3位は『肩こり 便秘 たるみ むくみ うつうつを自分の手でときほぐす!ひとりほぐし』だった。
その他、新型コロナウイルスによる影響で旅行ガイド本ジャンルの需要が減るなか「地球の歩き方」シリーズが異色のコラボ本として『地球の歩き方 JOJO ジョジョの奇妙な冒険』や『地球の歩き方 ムー』を発売。発売前から大きな注目を集め、それぞれ5位と10位にランクインした。
コミックの1位は21年12月発売の『呪術廻戦』18巻だった。2位は4月・9月の2クールにわたりテレビアニメが放送された『SPY×FAMILY』9巻、3位は7月に連載25周年を迎えた『ONE PIECE』101巻という結果だった。8位の『HUNTER×HUNTER』37巻は、11月に約4年ぶりの刊行で話題となり、発売2週間でのランクインとなった。
ランキング全体を通して、22年は自身の未来に訪れる「老後」や自分らしい「生き方」、それらを支える「お金」という身近なテーマに関連する作品が関心を集める傾向にあった。またYouTuberが手掛けた書籍の上位ランクインも目立ち、動画コンテンツが幅広い層の消費行動に影響を与えていることも分かった。
調査データは、約3000軒の書店のPOS販売データを基に販売状況を勘案し作成した。集計期間は21年11月22日〜22年11月21日。
関連記事
- レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - 7割が「不満」 冬ボーナスの支給金額 3位「5万〜10万円」、2位「30万〜50万円」、1位は?
ヒューネルがボーナスに関する調査結果を発表した。最も多くの人が回答した金額帯はいくらだったのか? - 子どもの頃に「習っておいて良かった」習い事 3位「水泳」、2位「ピアノ」、1位は?
アフタースクール寺子屋(東京都目黒区)が、30代と55〜65歳の男女を対象に、「子どもの頃の習い事とリカレント教育」についての調査を実施した。果たしてどんな結果になったのか。 - ランドセル選びで人気の色ランキング 男の子は「黒」 女の子人気で1位の意外な色とは?
2024年度に小学校へ入学する子を持つ親を対象に実施した、ランドセルに関する調査結果が発表。性別ごとに人気の色や、予算が明らかになった。 - 「住みたい街」5年連続トップの横浜 住民だけでなく企業からも人気を博し続ける納得の理由
横浜といえば、「住みたい街」ランキングで5年連続トップとなるなど、人気の街だ。一方で、企業とのコラボや撮影依頼も多く、企業からも人気を博している。いったいなぜ、これほどまでに横浜は人気なのだろうか。市の歴史や取り組みとともに解説する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.