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紙の 「沖縄手帳」が根強い人気、その秘密は?:商戦に熱(2/2 ページ)
沖縄県内の書店や雑貨店では2023年版の手帳商戦が熱を帯びている。県の統計などが載った「県民手帳」が人気。
宮脇書店豊見城店では定番の「県民手帳」が売れている。同店では、売り上げが伸びるこの時期に商品をPRしようと、店舗入り口近くに売り場を拡大した。 担当者によると、客層はビジネス層や主婦層が多く、リピート率が高い。銘柄によっては売り切れることもあるとし、早めの購入を呼びかけた。
サンエー(宜野湾市)が運営する雑貨店ハンズとハンズビーでは、既に決まっている予定だけではなく「やりたいこと」を書き込むページがある手帳「CITTA DIARY」が売れ筋だ。20〜30代の女性に人気だという。取り扱う手帳の平均単価2千円に対し、3960円と高価格だが売れている。
12月1日を「手帳の日」と制定した日本能率協会マネジメントセンターによると、手帳をマスキングテープで彩るなど「文具女子」の間では自分好みにカスタマイズできる手帳に人気が集まっている。
同センターの広報は「民間企業や大学機関との共同研究ではデジタルデバイスよりも、紙の手帳でスケジュールを管理した方が記憶に残りやすいとの結果が出ている」と説明。「手帳の役割は変わってきているが新しい使い方を楽しんでいる方も多い」と話した。
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