コロナ禍でのコミュニケーション不足 3社に1社が「入社1年目の活躍」に影響アリと回答
学情は「仕事以外でのコミュニケーション」に関して企業・団体の人事担当者を対象にアンケート調査を実施した。3社に1社が、仕事以外でのコミュニケーションの機会を確保できていないことで、入社1年目の社員の活躍に「影響がある」と回答した。
学情(東京都千代田区)は、「仕事以外でのコミュニケーション」に関して企業・団体の人事担当者を対象にアンケート調査を実施した。その結果、コロナ以前と比較すると、7割以上の企業が、飲み会など仕事以外でのコミュニケーションの機会を「確保できていない」と答えたことが分かった。さらに3社に1社が、仕事以外でのコミュニケーションの機会を確保できていないことで、入社1年目の社員の活躍に「影響がある」と回答した。
「仕事以外でのコミュニケーション」について、コロナ以前と比較すると「確保できていない」と回答した企業は、「確保できていない」(34.1%)、「どちらかと言えば確保できていない」(42.0%)を合わせると7割以上に上った。
回答者からは、「テレワークのため、飲み会だけでなく、移動時間でのコミュニケーションや、エレベーターの待ち時間などのカジュアルな会話も減っている」「部署やチーム単位での飲み会を実施できていない」という声があった。
また3社に1社が、仕事以外でのコミュニケーションの機会を確保できていないことで入社1年目の社員の活躍に「影響がある」(11.0%)、「どちらかといえば影響がある」(24.9%)と回答した。
「実際は活躍していても、交流のあるメンバーにしか情報がいかず、認識されていないケースがある」「上司や先輩に、フランクに相談したりアドバイスをもらう機会が減っている」「直属の上司と良好な関係を築けていないと、一気に孤立してしまう傾向がある」など、コミュニケーション機会の減少が新入社員の仕事に直接的に影響していることがが読み取れる結果となった。
「若手社員とのコミュニケーションのために実施していること」で1番多かったのは、「定期的な面談」(60.9%)だった。「チームや部署内での雑談の機会確保」(46.7%)や「定期的な研修の実施」(31.3%)という意見もあった。
調査はインターネットで、企業・団体の人事担当者を対象に2022年12月9〜14日に実施した。有効回答数は370件。
関連記事
- 7割の女性「働きやすくなった実感がない」と回答 「家事育児に加えて働けと言われているみたい」
「しゅふJOB総研」は「働く女性の2022」をテーマにアンケート調査を実施した。その結果、7割の女性が「働きやすくなった実感がない」と回答したことが分かった。 - 最も好きなカフェ 「コメダ珈琲店」「マクドナルド」を抑えて1位になったのは?
カフェチェーンブランド調査が行われた。最も好きなカフェは3位は「コメダ珈琲店」、2位は「マクドナルド」だった。知名度も店舗数も多い両店を抑えて1位になったのは? - 中国人が「日本で買いたい物」に変化 コロナ前1位の「化粧品」を上回ったのは?
ENJOY JAPANは、海外旅行を希望する中国在住の中国人にアンケート調査を実施した。コロナ前と比較して日本で購入したいものや情報収集に使用するSNSなどに変化が表れていることが分かった。 - 「泣ける漫画ランキング」発表 3位『SLAM DUNK』、2位『鬼滅の刃』、1位は?
WonderSpaceは泣ける漫画ランキングを発表した。3位『SLAM DUNK』、2位『鬼滅の刃』だった。1位は? - 「行ってみたいスーパー銭湯」ランキング 2位は「京都 竹の郷温泉 万葉の湯」、1位は?
旅行情報誌「じゃらん」は「スーパー銭湯」に関する調査を実施した。「一度行ってみたい」と思う最新スーパー銭湯3位は「神馬の湯」、2位は「京都 竹の郷温泉 万葉の湯」だった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.