THE LAST ROCKSTARSの米国公演をライブ・ビューイング 会場に足を運べないファンに訴求
米国の現地時間2月10日午後8時(日本時間2月11日午後1時)に開催される「THE LAST ROCKSTARS(ザ・ラスト・ロックスターズ) Live Debut 2023 Tokyo - New York - Los Angeles」が、全国各地の映画館でライブ・ビューイングされる。
ライブエンターテインメントの映画館中継などを手掛けるライブ・ビューイング・ジャパン(東京都渋谷区)は、米国の現地時間2月10日午後8時(日本時間2月11日午後1時)に開催される「THE LAST ROCKSTARS(ザ・ラスト・ロックスターズ) Live Debut 2023 Tokyo - New York - Los Angeles」を全国各地の映画館でライブ・ビューイングする。米国での公演を放映することによって、会場に足を運べないファンに訴求する。
公演会場は米カリフォルニア州のLA Hollywood Palladiumで、ライブ・ビューイングのチケット価格は5500円に設定した。1月27日に東京・有明アリーナで開催される日本公演に続いてのライブ・ビューイングとなる。
THE LAST ROCKSTARSはYOSHIKI(X JAPAN)、HYDE(L'Arc〜en〜Ciel/VAMPS)、SUGIZO(LUNASEA/X JAPAN)、MIYAVIの4人からなるロックバンドだ。2022年11月11日に「世界に旋風(せんぷう)を巻き起こす」という志から結成した。
22年12月20日には世界3大レーベルの一つであるユニバーサル ミュージック グループと全世界契約を結んだことを発表。同23日にはファーストシングル「THE LAST ROCKSTARS(Paris Mix)」を全世界にリリースした。
大みそかには「第73回NHK紅白歌合戦」に特別企画で初出場。NHKによれば、午後7時20分から8時54分までの第1部内では同バンドのパフォーマンスの視聴率が34.1%で、トップを記録したという。
23年1月より、東京、米ニューヨーク、米ロサンゼルスで開催される同バンドのデビュー公演のチケットは、先行抽選受付開始とともに申し込みが殺到した。反響を受け、ハマースタインボールルームで2月3日に開かれる米ニューヨークの追加公演も決定している。
ぴあ総研は2021年のライブ・エンタテインメントの市場規模(音楽コンサートとステージでのパフォーマンスイベントのチケット推計販売額合計)を3072億円とし、「市場はこの回復軌道の延長線上を着実に歩んでいる」とした。
コロナ禍で少しずつ人流が増え始め、大規模有観客イベントの増加や、大型音楽フェスの復活などライブエンターテインメント市場に復調の兆しが見えてきた。ライブ・ビューイング・ジャパンは今回の放映によって、現地に足を運べないファン層を取り込むことができるか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ウドー音楽事務所、THE LAST ROCKSTARS日本公演の見切れ席を開放
YOSHIKIなどによるロックバンド「THE LAST ROCKSTARS」初となる日本公演の見切れ席開放が決定。販売日程は1月18日の正午から午後11時59分まで。全日程ソールドアウトしている公演の見切れ席を販売することで、売り上げの拡大を見込む。 - 楽天、THE LAST ROCKSTARSのチケットが当たるキャンペーンを実施 一般発売は即完
楽天は、ロックバンド「THE LAST ROCKSTARS」のライブチケットが当たるキャンペーンを実施した。 - THE LAST ROCKSTARSの公演をライブ・ビューイング 会場に足を運べないファンに訴求
ライブ・ビューイング・ジャパンは、2023年1月27日(金)に有明アリーナ(東京都)で開催される「THE LAST ROCKSTARS Live Debut 2023 Tokyo - New York - Los Angeles」を全国の映画館でライブ・ビューイングする。 - 音楽ポップスの興行規模ランキング 3位「AAA」、2位「EXILE TRIBE」、1位は?
ぴあ総研は、2021年の音楽ポップスの興行規模に関するランキングを公表した。その結果1位は、デビュー10周年を迎えてドームツアーを開催した「三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」だった。 - HYDEが心酔した画家・金子國義 美術を守り続ける息子の苦悩と誇り
L'Arc-en-Cielのhydeさんが“心酔”した画家が、2015年に78歳で亡くなった金子國義画伯だ。金子画伯は、『不思義の国のアリス』などを手掛け、退廃的で妖艶な女性の絵画を多く残した。その作品を管理し、販売している金子画伯の息子である金子修さんに、アートビジネスの現場の苦労と、芸術を受け継いでいく難しさを聞く。