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残業時間が多い職種トップ20 「ビジネスコンサルタント」と並んだ1位は?:dodaが1万5000人にアンケート(2/2 ページ)
転職サービス「doda」を運営するパーソルキャリア(東京都千代田区)は、20〜59歳のビジネスパーソンを対象に「職種別残業時間調査」を行った。平均残業時間の多い職種1位は「プロデューサー/ディレクター/プランナー(出版/広告/Web/映像関連)」と「ビジネスコンサルタント」(いずれも月37.1時間)だった。
残業が多い年代と職種で調査
「残業が多い年代×職種」の組み合わせを調査したところ、1位は「30代×クリエイティブ」(32.5時間)、2位は「30代×建築/土木系エンジニア」(31.1時間)、3位は「20代×クリエイティブ」(30.9時間)となり、トップ3はいずれも30時間超えという結果になった。
比較的残業が多いとされるクリエイティブ職は、コロナ禍によるEC市場規模の拡大とともに、実店舗からEC店舗へ移行する企業が増加していることなどから、Webサイト制作の需要が高まり、残業時間が増えているとみられる。
残業時間が少ない職種は?
平均残業時間が少ない職種1位は「秘書/受付」(月10.0時間)、2位は「美容関連職(理美容/エステ/マッサージ)」(同10.4時間)、3位は「営業事務アシスタント」(同11.0時間)だった。
2019年に施行された「働き方改革関連法」により、23年4月1日から、中小企業にも「月60時間以上の時間外労働について割増率50%以上の割増賃金を支払う」義務が生じている。国も法改正などで働き方改革を推し進めているが、長時間の残業を強いられる職種がいまも多くある実態が浮き彫りになった。
調査は、20〜59歳のビジネスパーソンを対象にインターネットで行った。期間は22年8月22〜30日、有効回答数は1万5000人。
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