転職活動のストレス 3位「必要な資格やスキルの不足」、2位「時間がかかる」、1位は?
ヒュープロは「転職に関する実態調査」を実施した。転職活動でストレスを感じることを聞いたところ、1位は「履歴書などの応募書類作成」だった。
転職支援サービスを展開するヒュープロ(東京都渋谷区)は、全国の成人男女556人を対象に、「転職に関する実態調査」を実施した。転職活動でストレスを感じることを聞いたところ、1位は「履歴書などの応募書類作成」(352人)だった。
2位は「転職が決まるまでに時間がかかる」(309人)、3位は「必要な資格やスキルの不足」(246人)、4位は「退職理由の説明」(221人)、5位は「不採用通知を受け取ること」(189人)だった。
実際の経験談としては、「書類選考で落ちることが多くストレスだった。書類選考の基準が何なのかわからないまま、自分のモチベーションが下がらないように調整した」(40代女性、金融業・保険業)、「転職での一番のストレスは合否の連絡がないこと。こちらとしては少しでも結果を早く知りたい」(50代女性、卸売業・小売・飲食業)、「基本的に面談が行われるのが平日の午前から夕方ということ。 あまりに頻繁に有給を使っていると社内の人間からも怪しまれてしまうことがストレス」(30代男性、卸売業・小売・飲食業)などの声が聞かれた。
ヒュープロは、「履歴書や職務経歴書の作成にも時間がかかるうえ、書類選考や面接を突破できず結果的に想定以上の時間がかかることで、転職活動が長期化しストレスとして大きな影響をあたえている実態が浮き彫りになった」とコメントした。
転職活動について考える休暇は?
1年を通して転職活動について最も考える長期休暇で最も多かったのは「正月休み」(36.5%)、次いで「ゴールデンウィーク」(10.6%)、「お盆休み」(8.1%)だった。
その理由としては「今年はどんな年にしたいか考えるタイミングが多いので、自然と頭に転職が浮かんでくる」(30代女性、不動産業)や「仕事に区切りをつけやすいタイミングで年度末の3月まで残り3カ月という時期的な要素もある」(40代男性、情報サービス業)などの声が挙がった。
調査は、全国の10〜60代の成人男女を対象にインターネットで行った。期間は22年12月19〜21日、有効回答数は556人。
関連記事
- アマゾンで増える「送料ぼったくり」被害 “誰だって気づくはず”の手口のウラ側
Amazonで“ぼったくり”な送料を設定する業者から、意図せずに商品を購入してしまう被害が後を絶たない。一見単純なシカケに、引っ掛かってしまう人が少なくないのはなぜなのか? “誰だって気づくはず”の手口のウラ側を探り、問題の本質に迫る。 - “スーツ姿の客”がネットカフェに急増 カギは「PCなし席」と「レシートの工夫」
コロナ禍で夜間の利用者が激減し、インターネットカフェ業界は大きな打撃を受けた。そんな中、トップシェアを誇る「快活CLUB」では、昼にテレワーク利用客を取り込むことに成功、売り上げを復調させた。そのカギは「PCなし席」と「レシートの工夫」にあるという。どういうことかというと……。 - ヤマダの王座危うし!? 西武売却で塗り替わる、家電量販店の業界マップ
そごう・西武の売却にともない、西武池袋がヨドバシカメラを核店舗とした商業施設に替わるのではないかと報じられている。これにより、家電量販店の業界地図はどのように塗り替わるのだろうか? ヤマダ、ヨドバシ、ビックなど家電量販店各社の激しい争いの現状とこれからを解説する。 - 「iPhone 14が売れていない」とささやかれる本当の理由
先日アップルのティム・クックCEOが来日し、日本との結びつきをアピールした。その背後で「iPhone 14が売れていない」というアンケート結果などが話題になっている。こうした話題を正しく読み解くには、アップルを取り巻く市場の変化を知る必要がある。どういうことかというと……。 - 池袋から西武がなくなる──変わりゆく街と客層、百貨店が消える本当のワケ
セブン&アイ・グループの百貨店そごう・西武が売却された。これにより、旗艦店の西武池袋がヨドバシカメラを核店舗とした商業施設に替わるのではないかという報道が、賛否両論を巻き起こしている。西武池袋のような駅に隣接した百貨店が消えゆくワケと、これからの百貨店に求められるものとは──?
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.