福井県、崎陽軒とのコラボ弁当「福笑御膳」を発売 限定1万個:価格は2000円
福井県は崎陽軒と開発した「福笑御膳」(ふくしょうごぜん)を販売する。2月22日から受付開始、1万個限定。北陸新幹線福井・敦賀開業1年前を記念したコラボ弁当で、同県の活性化とブランド力向上につなげる狙いだ。
福井県は2月8日、相互協力協定を締結している崎陽軒(横浜市)と開発した「福笑御膳」(ふくしょうごぜん)を販売する。
北陸新幹線福井・敦賀開業1年前を記念したコラボ弁当で、同県の活性化とブランド力向上につなげる狙いだ。
2024年春の北陸新幹線福井・敦賀開業に向けて、福井県は崎陽軒と22年7月19日に相互協力協定を締結。今回のコラボ弁当は、「美食の宝庫といわれる福井県の魅力が詰まったお弁当を食べることで自然と笑顔になっていただきたい」という願いを込めて福笑御膳と名付けた。
「ふくいサーモン」や「福井県産甘えび」「紅映梅(べにさしうめ)」、へしこを作る際に使う「へしこ糠」などの福井県産食材、「小鯛のささ漬け」「にしんの昆布巻き」などの名産品を計10種類詰め合わせた。
開発には、BSフジの番組『小山薫堂 東京会議』のメンバーも関わっており、掛け紙には小山氏の福笑御膳の題字をはじめ、同県の代表的な観光地である「三方五湖」「丸岡城」「一乗谷朝倉氏遺跡」「水島」をデザイン。
しょうゆ入れは、同番組の小山薫堂氏、小宮山雄飛氏、米澤文雄氏が描いた3種類の「福井ひょうちゃん」のうち、いずれか一つが封入される。
記者会見に参加した杉本達治福井県知事は、「福井のおいしい食材を使って作っていただいた。北陸新幹線福井・敦賀開業に向けて、崎陽軒様とともにおいしいものを届けていきたい」とコメントした。
福笑御膳の価格は2000円。2月22日から崎陽軒の公式サイトで受付開始し、3月1〜31日まで崎陽軒の直営店舗約150店舗や福井県アンテナショップで受け渡しを行う。販売数量は1万個限定。
また、崎陽軒の通信販売およびロードサイド17店舗にて、福井県の名産品を販売する「福井フェア」も併せて開催する。
関連記事
- なか卯が今でも「250円の朝食」を提供している理由 ライバルは牛丼チェーンではなかった
なか卯は、業界でも屈指のリーズナブルな朝食メニューを提供している。物価高騰が叫ばれる中で、なぜ低価格を維持しているのか。その理由を担当者に聞いた。 - 人口815人の村を「AR貞子」が救う? 奈良県・下北山村がだいぶ思い切ったコラボを決めたワケ
奈良県、下北山村が「貞子」とコラボした企画が盛り上がっている。ARをつかった観光アプリを開発し、貞子が村内の名所から出現するという企画だ。下北山村はなぜ貞子とのコラボを決めたのか、担当者に聞いた。 - 春節始まるも、中国人観光客が「日本」ではなく「タイ」に流れるやむを得ない事情
1月21日から春節に合わせた大型連休が始まった。しかし日本の観光地では中国人観光客の姿はあまり戻っていない。一方タイでは多くの中国人旅行客が訪れている。それはなぜか。 - 「女子小学生も飲む」 マック、3年ぶりコーヒー刷新の背景にある「カフェ需要」
マクドナルドが「プレミアムローストコーヒー」を全面リニューアルした。コロナ後回復しつつあるカフェ市場で、存在感を強める狙いだ。「本気カフェ宣言」掲げる、マクドナルドの戦略ビジョンについて聞いた。 - レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.