超豪華客船「クイーン・エリザベス」乗ってみた コロナを乗り越え、世界の船旅はどんな進化を遂げていたのか:乗船レポート(3/6 ページ)
「フライ&クルーズ」という飛行機と客船を組み合わせた海外旅行のスタイルが増加している。この記事では、22年12月に英国船会社のキュナードが所有する客船「クイーン・エリザベス」による豪州航海を通して「イマドキのフライ&クルーズ」の実態を報告する。
期間と価格も柔軟に選べる
以上のようにフライ&クルーズならば、自分の望む時期に合わせて利用できるクルーズを選択できる。選べる客船も上質な設備と落ち着いた雰囲気を重視したハイグレードな船から万人の嗜好に対応できる規模と利用しやすい価格を重視した船まで幅広くそろっている。
さらに、海外で実施しているクルーズならば「手を伸ばしやすい日数」で利用できる。多くの人は「クルーズといったら半年や数カ月、短くても数週間休暇を取らないと乗れませんよね」という印象を持っていると思うが、意外にも2泊3日や3泊4日といった短期間クルーズも実施している。これなら乗船前と乗船後の日程を加えても海外旅行のスケジュールとしてごく当たり前の1週間で出国して帰国できる長さだ。
多くの人がクルーズに抱いている印象という意味では「価格」についても同様だ。「いやー、宝くじが当たったら私も乗ってみたいですねー」とは船旅に対してよく言われる言葉だが、2泊3日や3泊4日といった短期間クルーズならば、驚くほどリーズナブルな価格で用意されている。
今回乗船したクイーン・エリザベスのオーストラリアクルーズは、12月13日夕刻にシドニーを出港して12月15日早朝にメルボルンへ入港する2泊3日のクルーズだ。同船のオーストラリアクルーズでは、このような2泊3日、3泊4日のクルーズが複数用意されている。価格はシドニーからメルボルンの2泊3日、最も安いスタンダード(内側)の客室で4万3000円から、バルコニー付きの客室で6万円からだ。
この料金に含まれるのはシドニーからメルボルンまでの、いわゆる「交通費」だけではない。船内のダイニングやカフェ、パブ、ラウンジバーで提供される食事(有料のドリンクを除く)、劇場鑑賞などのエンターテイメント、プールやジムといった船内施設やアクティビティの利用費も含まれている。
関連記事
- 辞めた方がいい職場ランキング 3位「休日の条件が悪い」、2位「給与面が悪い」、1位は?
転職サイトメディア「ピコキャリア」を運営するピコラボ(福岡市中央区)は、転職・退職経験のある社会人を対象に「辞めた方がいい職場」に関するアンケート調査を実施した。辞めた方がいい職場を聞き、ランキング化したところ、1位は「人間関係が悪い」(184人)だった。 - テレワーク中「さぼった経験ある」65% ネットサーフィン、動画視聴を上回る1位は?
約7割の社会人がテレワーク中にさぼった経験がある――。そんな結果が、キャリア調査機関「Job総研」を運営するライボ(東京都渋谷区)のアンケート調査で判明した。さぼった内容として最も多かったのは「休憩時間を長めにとる」で57.7%だった。 - 残業時間が多い職種トップ20 「ビジネスコンサルタント」と並んだ1位は?
転職サービス「doda」を運営するパーソルキャリア(東京都千代田区)は、20〜59歳のビジネスパーソンを対象に「職種別残業時間調査」を行った。平均残業時間の多い職種1位は「プロデューサー/ディレクター/プランナー(出版/広告/Web/映像関連)」と「ビジネスコンサルタント」(いずれも月37.1時間)だった。 - 24年卒が「企業選び」で重視する点 「休日が多い」「将来性がある」などを上回った1位は?
就職情報企業のディスコは、2024年3月卒業予定の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生含む)を対象に、1月1日時点における「就職活動の準備状況」などを調査した。「就職先企業を選ぶ際に重視する点」を尋ねたところ、1位は「給与・待遇が良い」という結果になった。 - 女性が感じる職場のジェンダー格差 「男女で賃金に差」「子育てとの両立が困難」を上回る1位は?
Indeed Japanは、働く上でのジェンダーに関する違和感を募集する「#これでいいのか大調査」を実施した。女性が職場のジェンダーギャップを感じた経験を聞いたところ「生理で休むと言いづらい」との回答が最多となった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.