食洗機ってそんなに便利なの? 4人家族がたどりついた食器洗いの“最適解”:仕事と家事の両立術(1/3 ページ)
食器を手洗いしていた家庭で、食洗機を導入したらどうなったのか。実際の体験をもとにメリットとデメリットを解説。
コーナー:くらしアップデート
共働き世帯が増える中、働きながら家事や育児をこなすためには、これまで以上の効率化が求められるようになっている。とはいえ、日中働きながら、有益な情報を探すのはなかなか難しい――。そんな読者に向けて、家事・育児、そしてくらし全般をアップデートし、仕事との両立をサポートするコンテンツをお届けしていく。
妻と私はともに都内で会社員として働いており、2人の子どもがいます。上の子は小学校(低学年)、下の子は保育園に通っており、家事の時短は切実なテーマです。
我が家では、夫である私が毎日食器の手洗いをしていました。食洗機を導入したのは約5年前です。本コラムでは、食洗機を導入して家事にどういった影響が出たのかを解説します。
なお、本記事は特定のメーカーや機種を推奨するものではありません。また、私の主観が多く入っていますが、少しでも忙しい共働き夫婦の参考になればと思います。
普及率は約3割
内閣府の調査によると、食洗機の普及率は34.4%です(2021年3月末時点、2人以上の世帯が対象)。
欧米の普及率は7割程度という調査データもあり、日本の普及率は低いと経産省は分析しています。要因として同省は「日本の住宅事情などにより、据え置き型の食器洗い機をキッチンに置くスペースがないといったことが理由として考えられる」としています(出所:経産省「家事の強い味方、食器洗い機」)。
食洗機にはいくつか種類がありますが、どういったタイプが支持されているのでしょうか。リサーチ会社のマイボイスコム(東京都千代田区)が約1万人を対象に実施した調査によると、ビルトイン型(システムキッチンなどに組み込むタイプ)を保有しているのは全体の23.9%、据え置き型の食器洗い乾燥機(台の上にのせて使うタイプ)が同7.5%、洗浄のみ(乾燥なし)が同0.5%という結果でした(22年2月時点)。
利用頻度については、1日1回以上利用している人は食洗機保有者の約6割でした。内訳は「1日3回」が7.1%、「1日2回」が18.9%、「1日1回」が34.1%です。
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