「サイゼは生活の一部」 4人家族がたどり着いた外食の“最適解”:仕事と家事の両立術(1/4 ページ)
大手ファミレスの「サイゼリヤ」で、ある共稼ぎ夫婦は1年間で10万円は使っている。なぜ他のファミレスではなくサイゼを選ぶのか。
コーナー:くらしアップデート
共働き世帯が増える中、働きながら家事や育児をこなすためには、これまで以上の効率化が求められるようになっている。とはいえ、日中働きながら、有益な情報を探すのはなかなか難しい――。そんな読者に向けて、家事・育児、そしてくらし全般をアップデートし、仕事との両立をサポートするコンテンツをお届けしていく。
妻と私はともに都内で会社員として働いています。子どもは2人おり、上の子は小学校(低学年)、下の子は保育園にそれぞれ通っています。近くに頼れる親族はいないので、家事、育児、仕事に忙しい日々を送っています。
大手ファミレスの「サイゼリヤ」は、私たち共稼ぎ夫婦にとってなくてはならない存在です。月に2回は通っており、一度に5000〜6000円は支払っています。単純計算すると、1年で10万円以上使っていることになります。
自宅付近には他のファミレスもあるのですが、サイゼを選ぶことが圧倒的に多いです。本記事はコラムであり、われわれ家族の主観がたくさん入っていますが、少しでも忙しい共稼ぎ夫婦の方たちのお店選びの参考になればと思います。
安いのでたくさん注文しても安心
何度も通ってしまう一番の理由は安さです。毎回のように注文しているメニューに「バッファローモッツァレラ」「辛味チキン」「ミラノ風ドリア」(それぞれ300円)、「エスカルゴのオーブン焼き」「タラコソースシシリー風」(ともに400円)があります。
子どもと飲食店に行ったときに頭を悩ますのが、メニュー選びが原因の兄弟げんかや、高額な商品を注文したがるといったことです。例えば、大手回転寿司チェーンに行った場合、「大トロ食べたい!」という要望を何度も聞いていると、予算オーバーになってしまいます。また、「お兄ちゃんが食べている●●を僕も食べたい」「弟だけずるい」といったけんかも起きがちです。共稼ぎ夫婦にとって、外食というのは「料理」というタスクから逃れ、ほっと一息つくための時間をお金で買うという側面があります。ですので、少しでもけんかを引き起こす原因になるようなものが少ないお店の方がありがたいのです。
サイゼの場合、それぞれの価格が安いので「何でも頼んでいいよ」となります。たまに、“超高額”な「リブステーキ」(1000円)を注文することもありますが、ボリュームがあるので子どものお腹もふくれ、結果的に注文するメニューの数も少なくなります。
お酒も安いです。いつもはデカンタワイン(250ミリリットルで200円、500ミリリットルで400円)を注文しますが、ちょっとぜいたくしたいときに飲むボトルワインは1100円です。
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