松坂屋名古屋店、展覧会「白洲次郎・白洲正子―武相荘折々のくらし」を開催 1924年製ベントレーを特別展示:生誕120周年を記念
松坂屋名古屋店は白洲次郎の生誕120周年を記念して、「白洲次郎・白洲正子―武相荘折々のくらし」を開催。武相荘(ぶあいそう)の所蔵品を中心に約200点が集められるほか、次郎がケンブリッジ大学留学中に所有していた、1924年製のベントレーが特別展示。両名が愛した日本文化や美的感覚へ関心がある層へ訴求する。
大丸松坂屋百貨店は、松坂屋名古屋店にて白洲次郎の生誕120周年を記念して、展覧会「白洲次郎・白洲正子―武相荘折々のくらし」を開催する。
本展では白洲次郎の愛用品や洋服、戦後日本の復興に奔走した史料と、次郎の妻である白洲正子の著作や自筆原稿、正子が愛した着物や帯、正子の実家・ 樺山家ゆかりの品々などを展示する。
白洲次郎は第2次世界大戦後、日本の復興に尽力した人物。1949年には貿易庁長官に就任し、後に通商産業省(現在の経済産業省)を設立した。
白洲正子は幼少期から能を通して古典芸能に親しみ、14歳の時に女性として初めて能舞台に立った。着物や骨董を愛し、随筆家として『能面』『かくれ里』『日本のたくみ』『西行』など多くの著書を残した。
展覧会には夫妻の旧邸宅である武相荘(ぶあいそう)の所蔵品を中心に約200点が集められ、ハウンド・トゥース・チェックのツイードジャケットとハンチング帽や、婚約時代互いに贈ったポートレート、食器などが展示される。
また、次郎がケンブリッジ大学留学中に所有していた、1924年製のベントレーが特別展示される。
展覧会「白洲次郎・白洲正子―武相荘折々のくらし」は3月4〜4月2日の間、松坂屋美術館(松坂屋名古屋店・南館7階)にて開催する。入館料は一般1200円、高・大学生900円、中校生以下無料。
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