TDK、新作業服は「男女同一のデザイン」 約1万5000人の意見を聞きリニューアル:約1万5000人の声を反映
TDKは日本国内の作業服を約25年ぶりに全面リニューアルする。着用している約1万5000人の意見を反映した。男女同一のデザインといった特徴がある。
TDKは日本国内の作業服を約25年ぶりに全面リニューアルすると発表した。新作業服はTDKグループ24拠点で4月から導入予定としている。ダイバーシティーを意識したより安全でスタイリッシュなデザインを採用した。
ダイバーシティーを推進するため、男性体形用・女性体形用ともに同一のデザインを採用している。
落ち着きがありかつ飽きのこないデザインとし、ファッション性と着る人を選ばないシンプルさを重視したという。「工場内にて大勢で集まる場合に暗い色は避けたい」という意見が出たことを踏まえ、汚れにくい腕・脇の下側にライトグレーのラインを入れ、明るさやさわやかさを強調。また、胸元のボタン・ファスナー・生地をつなぐ部分には、コーポレートカラーであるTDKブルーをあしらっている。
安全性を向上させるため、再帰性反射材を両肩部分に採用。暗所・夜間での視認性を向上させた。機能性の面では、多用途向けポケットを新たに採用している。
作業服を全面リニューアルするにあたり、国内で着用している約1万5000人を対象にアンケートを実施したところ、ファッション性の課題や、男女でデザインが統一されていないといった意見が寄せられたという。このため、若手社員を中心としたプロジェクトメンバーで約1年以上検討した。
新作業服のコンセプトは「多様性を尊重した、自由で挑戦的な風土を醸成できる作業服」「安全で機能的な、従業員がいきいきと働くことができる作業服」「時代にマッチした、現代の若者世代が着たいと思える作業服」とした。
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