ニュース
「日本は子育てしにくい」母親の76.9%、過去最高更新 その理由は:男性の育休所得は増加傾向に(1/2 ページ)
たまひよは「たまひよ妊娠・出産白書2023」を発表した。その結果、日本の母親の7割は「子育てがしにくい」と考えていることが明らかとなった。その一方、父親の育休取得は増加傾向にあることも分かった。
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
日本の母親の7割以上は「子育てがしにくい」と考えている――。そんな結果が「たまひよ妊娠・出産白書2023」の調査によって分かった。
たまひよは、ベネッセコーポレーション(岡山市)が運営する出産・育児などに関する情報発信事業。2021年から(調査は20年から)全国の乳幼児をもつ母親を対象に生活・意識調査を実施し、「たまひよ妊娠・出産白書」として毎年発表している。22年の調査から父親も調査対象に追加した。
たまひよ妊娠・出産白書2023(調査は22年実施)によると、「日本は子どもを産み、育てやすい社会だと思うか」について、母親の回答は「あまりそう思わない」「全くそう思わない」の合計が76.9%となった。21年の前回調査から約10ポイント増加している。
父親の回答では、「あまりそう思わない」「全くそう思わない」の合計が50.6%となり、前回調査の48.6%と比べて微増した。
「あまりそう思わない」「全くそう思わない」と回答した人に理由を聞くと、父母ともに「経済的・金銭的な負担が大きいから」が最多となった。
関連記事
- なか卯が今でも「250円の朝食」を提供している理由 ライバルは牛丼チェーンではなかった
なか卯は、業界でも屈指のリーズナブルな朝食メニューを提供している。物価高騰が叫ばれる中で、なぜ低価格を維持しているのか。その理由を担当者に聞いた。 - 「朝モス」利用者、実は40〜60代がボリューム層 そのコンセプトは
大手外食チェーンを中心に「朝食」の時間帯を狙った戦略を展開している。モスバーガーは2014年から「朝モス」を本格的に導入しており、現在では朝食の時間帯の売り上げが全体の約1割を支えているという。朝モスはどのような経緯で始まり、どんなメニューが人気なのか。運営企業のモスフードサービスに取材した。 - 「580円の朝焼肉」誰が食べている? 焼肉ライクが開店を“4時間”早めてまで始めたワケ
焼肉ライクは「朝焼肉セット」という朝食メニューを2020年8月から展開している。コロナ禍で時短営業を余儀なくされ、「朝の時間帯」に活路を見出したのがきっかけ。今はどのように利用されているのか取材した。 - スラムダンクの“聖地”は今――インバウンド殺到も、鎌倉市が素直に喜べないワケ
江ノ島電鉄(通称:江ノ電)のとある踏切は、アニメ版『SLAM DUNK』に登場する有名な「聖地巡礼」スポットだ。現在上映中の『THE FIRST SLAM DUNK』の人気で、世の中ではにわかに「SLAM DUNK熱」が再燃している。インバウンド需要も戻ってきている中、あの聖地は今どうなっているのか。現地へ向かった。 - 人口815人の村を「AR貞子」が救う? 奈良県・下北山村がだいぶ思い切ったコラボを決めたワケ
奈良県、下北山村が「貞子」とコラボした企画が盛り上がっている。ARをつかった観光アプリを開発し、貞子が村内の名所から出現するという企画だ。下北山村はなぜ貞子とのコラボを決めたのか、担当者に聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.