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「日本は子育てしにくい」母親の76.9%、過去最高更新 その理由は:男性の育休所得は増加傾向に(2/2 ページ)
たまひよは「たまひよ妊娠・出産白書2023」を発表した。その結果、日本の母親の7割は「子育てがしにくい」と考えていることが明らかとなった。その一方、父親の育休取得は増加傾向にあることも分かった。
父親の育休取得は増加傾向に
父親を対象に今以上に育児に関わりたいと答えた人は88.4%となり、21年の前回調査から6.1ポイント増加した。
出産・育児にどのくらいの期間の休みをとっているかについて、「出産前後に2〜3日」(23.4%)が最多の回答となったものの、前回調査からは8.9ポイント減少している。
一方で「1〜2週間未満」は4.1ポイント、「2週間〜1カ月未満」は2.7ポイント、「1〜3カ月未満」は3.6ポイント増加している。同社は「(男性にも)育休が徐々に浸透しているのではないか」と分析する。
育休を取得しなかった理由は?
育児休業制度を利用しなかった父親に理由を尋ねた。その結果「仕事の代替要員がいない」(45.8%)が最も多く、次いで「職場の雰囲気が休みにくい」(33.2%)、「職場に前例がない」(28.6%)と続いた。
今回の調査は、生後0カ月〜1歳6カ月の子どもをもつ母親・父親2062人を対象にインターネットで実施した。調査期間は22年10月7日〜28日。
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