「クレジットカードの審査に不安を感じた」 その理由は?:「審査に落ちた」3割
クレジットカードをつくりたいと考えたとき、どのような不安を感じている人が多いのだろうか。審査に不安を感じたことがあるという人に、その理由を尋ねた。
仕事に役立つ調査データ:
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クレジットカードをつくりたいと考えたとき、どのような不安を感じている人が多いのだろうか。審査に不安を感じたことがある人に、その理由を尋ねたところ「収入が少ない・不安定」(202人)と答えた人が最も多いことが、ウェブスターマーケティング(東京都渋谷区)の調査で分かった。
次いで「雇用形態が正社員以外」(73人)、「無職・収入がない」(68人)、「勤続年数が少ない」(61人)、「借金・ローンがある」(53人)と続いた。
「収入が少ない・不安定」と答えた人からは「年収が同年代と比べてかなり低かったこと」(36歳 正社員 女性)といったコメントがあった。「雇用形態が正社員以外」と回答した人からは「『個人事業主はカードの審査に通らないのでは』と思って不安だった」(43歳 個人事業主 男性)、「無職・収入がない」という人からは「申請した当時、勤めていた会社を辞めて一時的に無職になっていたので」(61歳 無職 男性)などの声があった。
クレジットカードの審査に落ちたことがある人は、どのくらいいるのだろうか。この質問に対し、「ある」と答えたのは30.3%に対し、「ない」は69.7%。審査に落ちた人を雇用形態別に見ると、「フリーランス、自営業」(45.2%)が最も多く、次いで「非正規雇用」(35.4%)、「正社員」(26.9%)、「無職(学生・主婦含む)」(21.3%)だった。
「無職」の人が少なかったことについて、ウェブスターマーケティングは「審査落ちを警戒して『学生や主婦でもつくりやすいカード』を選ぶため、審査に落ちることが少ないと考えられる。自分名義のカードを諦め、家族カードを申し込んだ人もいるかもしれない」とコメントした。
インターネットを使った調査で、全国の男女498人が回答した。調査期間は3月7〜10日。
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