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ゴミ放置、ケンカ、騒音――住民から苦情の無料キャンプ場、4月から「有料化」正式導入埼玉・飯能河原(2/2 ページ)

埼玉県飯能市は、ゴミの放置や騒音が問題になっていた飯能河原キャンプ場について、4月から有料化に踏み切った。民間企業と連携し、BBQなど火器使用時の有料化の実証実験を進めてきた結果、マナー改善の成果が見られた。

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ムーミン物語運営のBBQ施設も

 飯能河原ではかねて、周辺エリアの観光拠点化を目指し、地元の民間企業との連携が進む。4月からの有料化エリアとは異なる場所には、同市の企業「ムーミン物語」が食材持ち込み専用BBQサイト「RIVER RANTA Hanno」を4月29日〜9月24日の期間限定でオープンする。


ムーミン物語が食材持ち込み専用BBQサイト「RIVER RANTA Hanno」を期間限定オープンする(プレスリリースより)

 同社はムーミンの物語を追体験できるテーマパーク「ムーミンバレーパーク」(飯能市)を運営していることで知られる。

 飯能河原にオープンする同BBQサイトは16年にオープンし、シーズンごとに期間限定で開業してきた。1人あたり2000円(土日祝日は2500円)を支払い、食材持ち込みでBBQを楽しめるようにしている。

 オーバーツーリズムは飯能河原に限らず全国のキャンプ場でも起きている。コロナの感染症法上の位置づけが5月8日に「5類」に移行するのに伴い、今後、人出のさらなる増加が見込まれる。キャンプ場などの無料施設が有料化に踏み切る事例は今後も増えていきそうだ。

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