調査リポート
「こんな会社で働きたくないなあ」 就活中の大学生が感じていること:大手か中小か(1/2 ページ)
コロナ禍で学生時代を過ごしてきた、2024年卒の大学生・大学院生。「大手企業」または「中堅・中小企業」どちらで働きたいと考えているのか。
コロナ禍で学生時代を過ごしてきた、2024年卒の大学生・大学院生。就職活動での企業志向では「大手企業志向」が48.9%と、「中堅・中小志向」の47.1%をやや上回っていることが、マイナビ(東京都千代田区)の調査で分かった。
17年卒以降、8年連続で「大手企業志向」が「中堅・中小志向」を上回った。ただ、18〜22年卒では10ポイント前後上回っていたのに対し、ここ2年は僅差となっている。
企業選択のポイントを聞くと、最も多かったのは「安定している会社」で48.8%。以下「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」(30.5%)、「給料のよい会社」(21.4%)が続いた。
13年卒以降は、「安定している会社」「給料のよい会社」が増加傾向、「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」「有名な会社」が減少傾向にある。
志望度の高い業種を聞いたところ、前年に引き続き「食品」(12.4%)がトップ。次いで「ソフトウェア・情報処理・ネット関連」(8.0%)、「官公庁・公社・団体」(4.4%)、「スポーツ・玩具・ゲーム製品」(3.1%)と続いた。
増加割合が最も大きいのは「ホテル・旅行」で、前年比0.8ポイント増の2.9%。「鉄道・航空」も前年比0.7ポイント増となるなど、「コロナ禍で影響を受けた観光関連、航空関連の志望率の上昇が目立った」(同社)
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