「フリーランスとして働いていたが、挫折」48%、理由の1位は?:フリーランス人口は462万人
ユニークキャリアは「フリーランスの働き方に関する調査」を実施した。フリーランスを挫折した経験がある人は48%で、挫折した理由の1位は……。
Webメディアの運営するユニークキャリア(東京都豊島区)は、フリーランス経験者718人を対象に「フリーランスの働き方に関する調査」を実施した。フリーランスとして働いてみたが、挫折してしまった経験があるか聞いたところ、48%が「ある」と回答。挫折した理由の1位は「収入が安定しないこと」(250人)だった。
理由の2位は「継続的に案件を受注するのが難しい」(159人)で、1位と同様に安定的な収入を得られないことを挙げる人が目立った。以下「将来性の不安」(105人)、「労働時間が長い」(91人)、「スキルが向上できない」(60人)と続いた。この結果を受け、同社は「安定的に収入を得られる柱をつくることがフリーランスとして働き続けるコツのようだ」とコメントした。
フリーランスとして独立するために一番力を入れたことは何かを尋ねた。1位は「独学でノウハウを身につけた」(47人)、次いで「独立を見越して、スキルが身につく会社に入社した」(25人)、「有料スクールや有料講座を受講した」(14人)、「ビジネスパートナーや人脈作りに力を入れた」(12人)という結果だった。
2020年に内閣官房日本経済再生総合事務局が発表した「フリーランス実態調査結果」によると、日本のフリーランス人口は約462万人、年収としては「200万〜300万円未満」(19%)が最も多いという。フリーランスにとって収入面の問題は大きい障壁のようだ。
今回の調査は、フリーランス経験者を対象に、インターネットで実施した。期間は4月13〜19日、有効回答数は718人。
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