「ざるそば」「冷やし中華」だけじゃない! ローソンが冷やし麺の新シリーズを立ち上げたワケ:新シリーズ発売(1/2 ページ)
ローソンが初夏に向けて新しい冷やし麺シリーズを発売する。「うるもち涼麺」を5種用意した。コンビニの冷やし麺の定番以外を強化する。
ローソンは5月16日、新たに「うるもち涼麺」シリーズを発売する。「コンビニの冷やし麺といえばざるそばとか冷やし中華」というイメージを変え、新規顧客を取り込む狙いがある。
5月16日から、「うるもち!海老とトマトクリームの冷製生パスタ」と「うるもち!お出汁で食べるたらこの冷製生パスタ」(いずれも559円)を販売する。どちらも、もちもちとした食感が特徴の生パスタリングイネを使用しているのが特徴だ。
うるもちという言葉には「うるっとしたつやのある見た目ともちっと食感」という意味を込めている。新シリーズは見た目の華やかさにもこだわった。
5月23日以降には冷やし担々麺や冷麺なども投入する。シリーズは全5種用意した。
同社によると、気温が上がるにつれて食事系カテゴリー(おにぎり、弁当、サンドイッチなど)の売り上げに占める麺類の割合は伸びていく傾向があるという。2022年のデータによると、3月時点では16%弱だが7月には約21%を占めるまでになる。
麺類の売り上げ構成比をみると、7月には冷やし麺が約60%、パスタが約20%となる。3月の場合は冷やし麺の割合が約20%なので、夏に向けてニーズが高まる商品を強化していく。
新しいシリーズの冷やし麺は、30〜40代の女性をメインターゲットとしている。ローソンによると、うどん、ざるそば、冷やし中華という定番商品は、比較的年齢の高い男性に支持される傾向があるという。一方、年齢が低めの女性に支持される冷やし麺のカテゴリーは空白地帯になっているため、新規顧客獲得のチャンスがあると判断した。
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