男性の9割超が「子どもの寝かしつけ、やってもいいよ」 それなのになぜ、やらないのか:「夜泣き対応がストレス」は5割超
夜泣き対応・寝かしつけにストレスを感じる親は多い。一方で、その負担感は男女で差が生まれているようだ。「やってもいい」と思っている男性が多いのに、なぜやらないのか。
仕事に役立つ調査データ:
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赤ちゃん用スキンケアブランドを展開するKenvueが、「育児や寝かしつけに関する意識調査」の結果を発表した。子どもの夜泣き対応や寝かしつけをストレスに感じている人が多いことが明らかになり、男女で負担感に差が出ているようだ。
育児で最もストレスを感じるものを聞いたところ、最も多くの回答が集まったのが「夜泣きの対応をする」で55.1%。2位「離乳食をつくる・用意する」(14.7%)を大きく引き離した。3位以下は「寝かしつけをする」(13.1%)、「病院・予防接種に連れていく」(3.5%)と続き、トップ3のうち2つを寝かしつけに関する項目が占めた。
寝かしつけに関してストレスを感じる項目を聞いたところ、男女ともに「子どもが寝るまでに時間がかかる」(男性80.8%、女性84.5%)がトップだった。男女で最も大きく差がついた項目は「自分しか夜泣き対応ができない」で、男性が4.8%に対して女性は43.9%だった。
「自分が寝かしつけをしたときしか子どもが寝てくれない」「自分以外の家族が、子どもの夜泣き対応をしようとしない」という項目でも男女で大きく差が開いており、多くの世帯で寝かしつけを女性に頼っている現状が明らかになった。
一方、現在寝かしつけをやっていない男性に「寝かしつけをできるようになりたいか」と聞いたところ、「そう思う」「まあそう思う」を合わせて93.9%が前向きな回答をした。現在寝かしつけをやっていない理由を聞くと、「妻の方が寝かしつけるのが早いから」(59.6%)、「寝かしつけの時間に帰ってこられないから」(30.3%)、「寝かしつけをしたことはあるが、寝てくれなかったので諦めた」(27.3%)といった項目への回答が集中した。
調査は0〜2歳の子どもがいる20〜39歳の男女722人を対象に、インターネットで実施。期間は2月27日〜3月1日。
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