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「トイレどこ?」→「男性用はあちら」は避けて ウエルシア、LGBTQが安心できる店舗運営を開始:独自にハンドブック作成(1/2 ページ)
ウエルシアホールディングスとP&Gジャパンは、性的少数者(LGBTQ)が安心して買い物ができる環境整備などに取り組む。店舗スタッフなどに向けたハンドブックを作成した。
ドラッグストア大手のウエルシアホールディングスとP&Gジャパンは5月15日、性的少数者(LGBTQ)が安心して買い物ができる環境整備などに取り組むプロジェクトを本格的に始めると発表した。
P&Gとウエルシアは、接客時の注意点をまとめた「インクルーシブ・ショッピング ハンドブック」を共同で作成。店舗運営などに役立てていく。
このハンドブックには、LGBTQの基礎知識、当事者が店舗・ショッピング全般で困ること、接客時に店舗スタッフに注意してほしいことなどが記載されている。
例えば、利用客からトイレの場所を聞かれた際、見た目で相手の性を決めつけて案内しないように呼び掛けている。具体的には「男性/女性用トイレはあちらです」ではなく、「奇数階が男性トイレ、偶数階が女性トイレ、●●階には誰でもトイレがございます」としたほうが望ましいとしている。情報をまとめて伝えることで、利用客が自分に合ったものを選択できるように配慮したものだ。
このハンドブックは、LGBTQの当事者や有識者などの声を聴くとともに、ウエルシア従業員へのアンケート調査なども踏まえて開発した。ウエルシアはこのハンドブックに基づいた研修をスタッフに実施するとともに、LGBTQでも安心して買い物できる店舗1号店として「ウエルシア O-GUARD 新宿店」(東京都新宿区)を運営していく。今後は、こうした運営をする店舗を増やしていく予定だ。
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