子や孫に望む勤務先 3位「トヨタ自動車」、2位「国家公務員」、1位は?(2/2 ページ)
リスクモンスター(東京都中央区)が、自身の子や孫に望む勤務先について調査を実施した。その結果、1位は「地方公務員」(回答率16.3%)となった。
子・孫別に勤めてほしい企業について集計したところ、子に勤めてほしい企業には「任天堂」や「オリエンタルランド」など、子どもが好きな製品・サービスを扱う企業が上位にランクインした。また、孫に勤めてほしい企業では、「東日本旅客鉄道(JR東日本)」「東海旅客鉄道(JR東海)」の鉄道業2社が上位となった。
外資系大手では、子に勤めてほしい企業として「グーグル(Google)」「アップル(Apple)」「日本マイクロソフト」がランクイン。一方で、孫に勤めてほしい企業の上位にランクインしたのは「アップル(Apple)」のみとなり、傾向に違いが見られた。
子・孫の男女別に集計したところ、男女ともに公務員がトップ2、「トヨタ自動車」が3位となり、トップ20の中でも10社が男女共通してランクイン。男子に勤めてほしい企業には、「パナソニック」「キーエンス」「日本マイクロソフト」など、女子の上位ランキングにはみられないメーカーが多くランクインしている一方で、女子の子・孫に勤めてほしい企業には、「花王」「イオン」「タニタ」など、生活関連商品を扱う企業のランクインが目立った。
子・孫に勤めてほしい企業において重視するポイントについて調査したところ、1位「経営が安定している」(回答率56.1%)、2位「過重労働・ハラスメントがない」(同43.1%)、3位「やりがいがある」(同41.8%)の順となり、前回調査と同様の結果となった。
1位の「経営が安定している」は、子・孫別、男女別の全セグメントで1位となり、公務員人気の背景として読み取れる結果に。その他、2位の「過重労働・ハラスメントがない」は、女子での回答率が高い傾向に、3位の「やりがいがある」は、孫での回答率が高い傾向となった。
子・孫に期待する働き方については、1位「趣味・特技を生かした活躍」(回答率47.3%)、2位「グローバル展開する企業での活躍」(同31.6%)、3位「業歴の長い企業で企業の歴史を学んでほしい」(同31.4%)となった。
「趣味・特技を生かした活躍」は、子・孫別、男女別の全セグメントにおいて半数近い支持を集め、「グローバル展開する企業での活躍」は、孫や男子での回答率が高い結果となった。一方で、「企業に属せずフリーランスとして自由に勤務」(同7.4%)、「新進気鋭のベンチャー企業で活躍」(同6.3%)については、低順位となり、フリーランスやベンチャー企業にイメージされる不安定性によって敬遠されたと考えられる。
調査は、4月7日に未成年の子・孫をもつ20〜69歳の男女800人を対象にインターネットで実施した。
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