2015年7月27日以前の記事
検索
ニュース

「使いにくい」と話題になった松屋の券売機 対面サービスこだわる吉野家が「タブレット」「新型店舗」に注力する背景注文と決済(3/3 ページ)

SNSで松屋の券売機が話題になった。では、吉野家とすき家の注文方法はどうなっているのか。両者の戦略を調べた。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-
前のページへ |       

カフェ的に利用できる店舗の狙い

 吉野家では「クッキング&コンフォート」スタイルの店舗に注力している。23年2月期末の店舗数は248店で、この1年で83店も増えている。

 同店舗は、入店後にレジで注文・会計を済ませた後、利用客が自分で商品を受け取り、席まで運んでいくのが特徴だ。商品を取りに来てもらう代わりに、従業員が調理に集中できるので、より早い提供が可能だとしている。そして、受け取った商品をゆっくりと店内で楽しめるような客席配置にしている。店内にはドリンクバーや充電用コンセントもあるので、カフェ的な利用も見込んでいる。


吉野家、カフェ的に使える「クッキング&コンフォート」の店舗(出所:吉野家公式Webサイト、以下同)

吉野家、カフェ的に使える「クッキング&コンフォート」の店舗

吉野家、カフェ的に使える「クッキング&コンフォート」の店舗

吉野家、カフェ的に使える「クッキング&コンフォート」の店舗

 カウンターがジグザグになっている「ジグソースタイル」の店舗も拡大しており、23年2月期末時点で51店ある。他の利用客との視線や距離が気にならないように工夫しているのが特徴だ。


カウンターがジグザグ、他の客の視線などが気にならない

 広報担当者は「時代によって、お客さまが食事に求める価値は異なります。吉野家はオリジナリティーのある商品とサービスで一人でも多くのお客さまに満足を提供してまいります」としている。

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る