「スシロー」「ガスト」がミニサイズを相次いで強化 どういったシーンを想定しているのか:どんな商品?(1/2 ページ)
スシロー、ガストがミニサイズの商品に取り組んでいる。ガストでは一気に全10品を展開する。どういった背景があるのか。
スシローやガストがミニサイズのメニューを相次いで投入している。
ガストは4月13日、グランドメニューを大幅リニューアルした。こだわりのモチモチ食感が特徴の「自家製本格生パスタ」や、新作「THE ガストハンバーグ」「武蔵野・匠のハンバーグ」に加えて、プチサイズメニュー全10品を投入した。
プチサイズメニューとして、450円の「ミニタレカツ丼」「明太クリーム(ハーフ)」「若鶏のグリルガーリックソース(1枚)」「しらすと九条ネギの出汁醤油バター(ハーフ)」「濃厚ミートソース(ハーフ)」「海老とフルーツのサラダS(1人前)」「蒸し鶏とキノコのサラダS(1人前)」や、350円の「焼きたて明太トースト(2個)」などを用意した。
具体的にどういった用途を想定しているのか。
仕事終わりに立ち寄って「ちょい飲み」をしようとする際、生ビールやフライドポテトに加えて、若鶏のグリルガーリックソースを注文する。野菜も食べたいという利用客には、チーズINハンバーグと蒸し鶏とキノコのサラダSを提案する。複数メニューをグループでシェアしたいというときには、2個ある明太子トーストを1個ずつという利用方法も考えられる。
コロナの影響も落ち着いてきたので、店内でお酒を飲んだり、集団で会食を楽しむシーンはこれまで以上に増えることが想定される。利用客が好みの商品を組み合わせて、オリジナルメニューを楽しめるようにするのが狙いだ。
すかいらーくの担当者によると、これまでもキムチやほうれん草ベーコンといった数百円程度の単品は取り扱っていたが、ここまで一度にミニサイズのメニューを打ち出すのは珍しいという。
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