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低迷続きの福岡「七隈線」が、たった「1.6キロ」の延伸で「超混雑路線」になったワケ:宮武和多哉の「乗りもの」から読み解く(1/5 ページ)
開業から20年近く低迷が続いていた福岡「七隈線」が「超混雑路線」に変身? 背景には距離にしてたった1.6キロの延伸開業がある。
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新連載・宮武和多哉の「乗りもの」から読み解く:
乗り物全般ライターの宮武和多哉氏が、「鉄道」「路線バス」「フェリー」などさまざまな乗りもののトレンドを解説する。
開業から20年近く低迷が続いていた「福岡市地下鉄七隈線」(以下:七隈線)が、距離にしてたった1.6キロ(天神南駅〜博多駅間)の延伸開業をきっかけに、全国有数の「超・混雑路線」に生まれ変わった。
実際のラッシュ時の状況を観察していても、以前には見られなかった吊り革・手すりの争奪戦が発生し、乗車を諦めて次の電車を待つ人も。東京・大阪の鉄道路線にも引けを取らない混雑ぶりは、福岡市地下鉄が公表している資料 「ラッシュ時の混雑状況データ」からも読み取れる。
七隈線、いきなり猛烈な混雑路線に変身? 現地を見てきた
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