「就職氷河期世代」、家探しにも苦労? 不動産購入金額が他世代より低め:他世代は「3000万円台」がボリュームゾーン
就職氷河期世代は、家探しにも苦労しているかもしれない。不動産購入に関する調査結果で、購入金額のボリュームゾーンが他世代よりも低いことが分かった。
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
And Doホールディングス(東京都千代田区)が、「不動産売却・購入に関するインターネット調査」を実施した。その結果、20〜50代の約8割で、不動産購入にかけている金額が4000万円以内であることが分かった。また、「就職氷河期世代」が含まれる40代は、他年代よりも金額のボリュームゾーンが低かった。
不動産の購入金額を聞いたところ、40〜49歳を除き、全ての年代で「3000万〜3999万円」の回答が最も多かった。60歳以上では、ボリュームゾーンが3000万円台である一方、1000万円台と6000万円台もそれぞれ15.0%が回答しており、二極化が見て取れた。
いわゆる就職氷河期世代が該当する40〜49歳は、「2000万〜2999万円」が最多で、21.4%が回答した。以下、「3000万〜3999万円」(19.6%)、「1000万〜1999万円」(14.3%)という結果に。
エリア別に見ると、関東・中部・四国以外で「3000万〜3999万円」が最多という結果となった。関東・中部は「2000万〜2999万円」が最多だった。四国では「2000万〜2999万円」とともに、「1000万円未満」も最多の回答を集めた。
関東の内訳を見ると、東京都では「4000万〜4999万円」が、神奈川県では「3000万〜3999万円」が最多だった。それ以外の県では、「2000万〜2999万円」が唯一2割を超えた。
調査は2022年12月14日〜23年1月3日、インターネットで実施した。対象は、20歳以上
の2219人。
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