調査リポート
「缶切りの使い方を知らないなんて」 飲食店の8割がZ世代の従業員に“世代間ギャップ”:電話にでない(1/2 ページ)
Z世代の従業員に対し、世代間ギャップを感じたことがある人はどのくらいいるのだろうか。飲食店経営者・運営者に聞いたところ……。
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
飲食店に特化したリサーチサービスを運営するシンクロ・フード(東京都渋谷区)は、飲食店経営者・運営者を対象に「Z世代(1996〜2012年生まれ)の従業員との関わり方」についてアンケート調査を実施した。「Z世代の従業員に対し、世代間ギャップを感じたことがある」と答えた飲食店経営者は、81.1%にも上ることが分かった。
世代間ギャップを感じたことがあると答えた人に、具体的なエピソードを聞いたところ「缶切り、栓抜きを使ったことがない」(洋食店)、「コーラなどの瓶の開け方を知らない」(専門料理店)など。缶切りや栓抜きなどの使い方を知らなかったという声が聞かれた。
また「電話(口頭)での報連相が苦手」(専門料理店)、「電話での連絡を嫌い、LINEなどのツールで行う」(居酒屋)、「電話の出方が分からないので、基本的に電話には出ない。出たとしても『ちょっと待ってください』と言って保留もせずに受話器を渡してくる」(カフェ)など「電話が苦手」という声も多かった。
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