「缶切りの使い方を知らないなんて」 飲食店の8割がZ世代の従業員に“世代間ギャップ”:電話にでない(2/2 ページ)
Z世代の従業員に対し、世代間ギャップを感じたことがある人はどのくらいいるのだろうか。飲食店経営者・運営者に聞いたところ……。
コミュニケーションを取る際に気を付けていること
Z世代の従業員とコミュニケーションを取る際に気を付けていることを尋ねた。最も多かったのは「フラットな立場でフレンドリーに接する」(40.5%)、次いで「仕事へのモチベーションを下げないように配慮する」(35.8%)、「仕事へのモチベーションを上げるように働きかける」(34.3%)であった。
「フラットな立場でフレンドリーに接する」と答えた人に、具体的な内容を聞いたところ「プライベートな会話を仕事中にもよくしゃべらせ、関係性を友達寄りにしていく。またフラットな関係を意識し、上下関係からの指示・司令は出さない」(焼肉店)、「あだ名で呼ぶ。いい部分はフレンドリーに褒める」(カフェ)、「知識・スキルアップの研修をする前に、コミュニケーション系の研修の比重を高め、双方向で人柄を分かったうえで実施するようにしている」(イタリア料理)という体験談が聞かれた。
また「仕事へのモチベーションを下げないように配慮する」と答えた人からは、「難しいこと、キツいことは一緒にやるようにしている」(イタリア料理)、「注意するときは注意するが、そのあとのフォローを必ず入れるように気をつけている」(イタリア料理)、「極力強い言動は避け、楽しく働ける環境づくりを心がけている」(居酒屋)という声が聞かれた。
一方、「仕事へのモチベーションを上げるように働きかける」と答えた人は、「本人の性格を見抜き、適材適所での作業に従事してもらっていた」(ラーメン店)、「否定ではなく肯定することを意識しながら注意をする」(バー)、「できるだけ細かいことでも褒めるように心がける。休みを希望してきたときに理由を聞かない、嫌な顔をしない」(そば・うどん店)などが聞かれた。
インターネットを使った調査で、飲食店経営者・運営者360人が回答した。調査期間は23年4月27日〜5月9日。
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