食材を「まだ食べられる」と感じるライン 3位「変な匂いや痛みがなければ」、2位「消費期限後数日」、1位は?
気温や湿度が高まり、食中毒の危険性が高まる時期となった。食材を「まだ食べられる」と感じるラインについて、多くの人はどう捉えているのか。クロス・マーケティングの調査で明らかになった。
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
クロス・マーケティング(東京都新宿区)が、「食品の保存に関する調査」を実施し、結果を発表した。食材が余った際の保存方法や、食品を「まだ食べられる」と感じるラインなどが明らかになった。
余った食事や食材の保存方法を、多くの人はどうしているのか。最も多く回答が集まったのは「取りあえず冷蔵庫に入れる」で、全体の64.9%が回答した。年代別に見ると、年齢が高まるごとに回答率が上昇し、60代では73.6%が回答した。全体の2位以下は「取りあえず冷凍庫に入れてしまう」(17.3%)、「そもそも余らせないようにしている」(14.1%)が続いた。
気温や湿度が高まってきており、食中毒の危険性が高まっている。食品を「まだ食べられる」と感じるラインをどこに引いている人が多いのか。1位は「賞味期限が過ぎていても数日間までだったら気にしない」で46.1%が回答した。以下、「消費期限が過ぎていても数日間までだったら気にしない」(32.5%)、「変なにおいや痛みがなければ気にしない」(29.9%)と続く。
冷蔵庫を使っていて、気になることや困っていることを聞いた。1位は「冷蔵庫の中の掃除をしていない」で24.2%が回答した。2位は「冷蔵庫の中のスペースが足りない」(18.4%)、3位は「冷蔵庫に入れた残りものがいつまで食べられるか不安」(16.9%)だった。
冷凍庫に関して気になること・困っていることでは、「冷凍庫の中のスペースが足りない」が1位で、24.6%が回答した。2位以下は「冷凍庫の中の掃除をしていない」(22.7%)、「冷凍してからどのくらいもつか分からない」(21.5%)が並んだ。
調査は6月2〜4日、全国の20〜69歳男女1100人を対象に、インターネットで実施した。
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