調査リポート
過去最高は7万7725円 会社員のお小遣いはいくら?:増えた、減った理由(1/2 ページ)
働く男女は、月にどのくらいのお小遣いがあるのだろうか。SBI新生銀行が調査した。
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
男性会社員の平均お小遣い額は、昨年から1915円増の4万557円、一方の女性会社員は同1723円増の3万5001円であることが、SBI新生銀行(東京都中央区)の調査で分かった。
男性のお小遣いは2020年から22年まで微減していたが、22〜23年にかけて増加。10年以降で見ると、最も高い10年(4万1910円)に次ぐ金額となった。ただ、過去最高だった1990年の7万7725円には遠く及ばない結果に。
女性も21年から22年にかけて微減だったが、22〜23年に増加。14年以降で見ると、最も高い14年(3万6712円)に次ぐ金額だった。
この1年でお小遣いが増えた人(男性6.9%、女性4.3%)に、その理由を聞いた。男性は「給料が上がったから」(60.9%)が最も多く、次いで「投資などを始めたから」(16.1%)、「副業を始めたから」「家のローンの負担が減ったから、家賃が下がったから」(いずれも13.8%)が続いた。
女性も男性と同じく「給料が上がったから」(52.8%)が最も多く、次いで「副業を始めたから」(22.2%)。男女ともに収入アップの理由として「副業」が上位にランクインした。
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