40〜50代の中途入社者が評価する「育成環境が優れた企業」 2位「中外製薬」、1位は?
オープンワークは、40〜50代の中途入社者が評価する「育成環境が優れた企業ランキング」を発表。
転職・就職のための情報プラットフォームを運営するオープンワーク(東京都渋谷区)は、40〜50代の中途入社者が評価する「育成環境が優れた企業ランキング」を発表した。1位は「ナイル」(スコア4.40)だった。2位は「中外製薬」(スコア4.17)、3位は「日本アイ・ビー・エムデジタルサービス」(スコア4.00)がランクインした。
社員の口コミは?
「成長環境」に関する社員クチコミを調べた。1位のナイルからは、「若い社員の意欲が高いので、負けていられないという気持ちでモチベーションが向上した。資格取得支援の社内制度もあるので、語学の勉強がはかどった」(コンテンツ管理、男性)という声が聞かれた。
2位の中外製薬からは「社内には自己成長のためのプログラムが多々ある。活用次第では能力開発も可能であるが、興味ないとただ惰性で仕事をするだけになる。周囲が能力開発に敏感な人が多いため、嫌でも刺激を受けて能力開発にいそしんでいる」(企画、男性)などの声が挙がった。
日本アイ・ビー・エム デジタルサービスからは、「常に高いスキルを求められるため継続的に自己研さんが必要だが、ITスペシャリストとして自信と誇りを持って仕事に取り組むことが出来る。努力を怠って周りについていけなくても置いていかれるだけなので、本人の高い意識が必要」(ITS:システム基盤構築サービス、男性)」などの意見があった。
4位以降は「野村証券」「クニエ」「Tagetik Japan」「三井住友銀行」「エヌ・ティ・ティデータ先端技術」「NTTデータ」「セールスフォース・ジャパン」だった。ランキング全体では、「Sler、ソフト開発、システム運用」業界が30社中13社を占め、他にはインターネットサービスや通信、化学、コンサルティングといった業界企業が並んだ。
同社は「経済産業省の調査で『社外学習・自己啓発を行っていない人』の割合が日本は46%と、諸外国と比べても非常に高い割合だと分かった。自学自習することへのハードルが高い人も多い中、社員が自ら必要性を感じてリスキリングすることで何を得られるのか、企業が明確に道筋やメリットを提示させることが重要といえる。年齢や在籍年数関係なく自己成長を続けることで、企業に自身のキャリアを預けず、自分の力で待遇や未来を切り開いて行くマインドセットはビジネスパーソンにとって一層肝要となるだろう」と話した。
今回の調査は、OpenWorkに投稿された40〜50代の中途入社者による会社評価レポート回答2万3276件を対象データとして使用。対象者・集計期間を限定しているため「OpenWork」の各企業ページで掲載している企業評価点とは異なる。
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