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シャワーヘッド「ミラブルzero」が20万台以上も売れた どのように開発したのかシャワーじゃないシャワー(1/6 ページ)

もともと備え付けられていたシャワーヘッドから、節水をはじめとした高機能をうたったものに交換する人が多くなった。代表的な高機能シャワーヘッドの一つが、サイエンス社の「ミラブル」シリーズだ。2022年6月に発売したところ……。

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 女性が自分の顔につけた油性ペンのインクにシャワーをかけ手でこすり始めたら、インクが落ちていった。落とし終わったらと思ったら、吐水面の外側を回し頭からシャワーを浴びる。すると、髪を固めていたハードワックスがみるみるうちに落ち、長い髪が現れる。再びシャワーヘッドの外側を回し口に向かってシャワーをかけると、プラークチェッカー(歯垢染色液)で着色された歯があっという間に白くなった――。

 これは現在放映されているサイエンス社(大阪市)のシャワーヘッド「ミラブルzero」のテレビCM。一度は見たことがある方も多いことだろう。


用途に合わせ3つの水流が使い分けられるシャワーヘッド「ミラブルzero」

 2022年6月に発売した「ミラブルzero」の特徴は、用途に合わせ3つの水流が利用できること。シリーズ最大の特徴である直径0.1マイクロメートル程度のウルトラファインバブルの生成も行う。これまでに20万台以上を出荷している。

 3つの水流とはトルネードミスト、スプラッシュストレート、リングストレート。トルネードミストは従来のミラブルシリーズから受け継いでいるものだが、残り2つは新たに開発した。テレビCMで顔の油性インクを落としたのがトルネードミスト、髪を固めていたハードワックスを落としたのがスプラッシュストレート、歯のプラークチェッカーを落としたのがリングストレートである。

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