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シャワーヘッド「ミラブルzero」が20万台以上も売れた どのように開発したのかシャワーじゃないシャワー(5/6 ページ)

もともと備え付けられていたシャワーヘッドから、節水をはじめとした高機能をうたったものに交換する人が多くなった。代表的な高機能シャワーヘッドの一つが、サイエンス社の「ミラブル」シリーズだ。2022年6月に発売したところ……。

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男性的なイメージに一新

 一方でデザインは、ミラブルplusから大幅に雰囲気が変わった。丸みを帯びていて柔らかく女性的な印象だったのに対し、男性的で独特なデザインになった。

 横から見るとZ状になっているだけではなく、先端が円筒形と従来のシャワーヘッドとは大きく異なる。吐出面の外側がモード切り替えスイッチになっており、回転させるとモードを切り替えることができる。

 平江氏は「新開発の水流を直線的にしっかり飛ばすことから、デザインも直線的で強く、男性っぽいイメージのものにしました」と話す。

 デザイン上のもう1つの特徴が、吐出面の傾斜が大きいこと。ホースとつながる取り付け部から50度前傾している。横から見るとかなり前に傾いているのが分かる。


フックに掛けた「ミラブルzero」を横から見たところ。かなり前傾していることが分かる

 50度という角度は、フックに掛けても手に持っても吐出面が顔の正面にきやすい傾きを追求した結果。これ以上深く傾けると手に持って使うときに下に流れてしまい、逆に傾きが浅すぎるとフックに掛けて使うときに顔にきちんとかからずむしろ後ろにかかってしまうという。

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